ホテル中の島

碧き島の宿 熊野別邸 中の島

碧き島の宿 熊野別邸 中の島は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町に位置する温泉旅館です。この旅館は、南紀勝浦温泉にある中ノ島全体を所有し、独特の景観と温泉を提供しています。中ノ島は紀の松島の一部であり、国立公園の特別地域に指定された地域でもあります。

旅館の歴史と運営

この旅館を運営するのは株式会社中の島で、以前は南海電鉄の子会社でしたが、2019年に南紀観光ホールディングスの子会社となりました。施設は老朽化が進み、2018年12月に一時閉鎖されましたが、2019年4月に全面的にリニューアルされました。この再生により、これまで以上に多くの観光客を迎える準備が整いました。

所在地とアクセス

所在地は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1179-9です。交通アクセスは非常に便利で、JR紀勢本線（きのくに線）の紀伊勝浦駅から徒歩約7分、または勝浦漁港の観光桟橋から専用のボートで約3分で旅館の玄関に到着します。旅行者にとってアクセスの良さは大きな魅力でしょう。

自然環境と島の魅力

中ノ島は約68,000㎡の面積を誇り、外周は約1.7km、標高は38.2mです。この島には遊歩道が整備されており、南端にある展望台へとつながっています。展望台からは、熊野灘や太地方面の美しい海の景色を楽しむことができます。また、展望台には旅と酒を愛した歌人、若山牧水の歌碑が立てられています。

施設の概要

碧き島の宿 熊野別邸 中の島では、合計44室の客室があり、潮聞亭と新館（凪の抄）に分かれています。客室からは自然に囲まれた景観を楽しむことができ、リラックスしたひとときを過ごせます。

温泉施設

この旅館の温泉施設は充実しており、大浴場が男女各1ヵ所、露天風呂も男女それぞれ1ヵ所あります。露天風呂は入れ替え制で、他にも2つの家族風呂と2つの足湯があります。特に、露天風呂の名称である「紀州潮聞之湯」は南紀勝浦温泉の名物露天風呂として知られ、直木賞作家の藤本義一によって命名されました。

結論

碧き島の宿 熊野別邸 中の島は、美しい自然環境と温泉を兼ね備えた贅沢な場所です。リニューアル後は新たな魅力を持ち、多くの観光客を惹きつけています。和歌山を訪れる際には、ぜひ足を運びたい宿の一つです。

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