ボディガード (1992年の映画)

映画『ボディガード』：愛と献身を描いた不朽の名作

『ボディガード』（原題：The Bodyguard）は、1992年に公開されたアメリカ映画。ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンという、当時のトップスター2人が共演したロマンティック・サスペンスとして、世界中で大ヒットを記録しました。映画の魅力を深掘りします。

あらすじ

元シークレットサービスのフランク・ファーマーは、人気歌手レイチェル・マロンのボディガードを依頼されます。レイチェルには脅迫状が届き、身の危険が迫っていたのです。最初は反発しあう2人でしたが、次第に惹かれあい、愛が芽生えます。しかし、フランクはプロとしての立場を貫き、レイチェルを守り抜くことを決意します。脅迫者は次第に正体を現し、レイチェルに魔の手が迫る中、フランクは彼女を命がけで守り抜きます。事件を解決後、惹かれ合う2人は別れを選択しそれぞれの道へ進むのでした。

キャスト

フランク・ファーマー: ケビン・コスナー
元シークレットサービスで、冷静沈着なプロフェッショナル。
レイチェル・マロン: ホイットニー・ヒューストン
人気絶頂の歌手。わがままで奔放な一面も。
サイ・スペクター: ゲイリー・ケンプ
レイチェルのスタッフで、彼女に恋心を抱いている。
ビル・デヴァニー: ビル・コッブス
レイチェルの付き人。フランクにボディガードを依頼する。

音楽

映画のサウンドトラックは、ホイットニー・ヒューストンの歌う主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」の大ヒットにより、全世界で4200万枚を売り上げました。この曲は、元々カントリー歌手ドリー・パートンが歌った曲ですが、ホイットニーによるカバーは、映画のイメージとあいまって、世界的な大ヒットとなりました。挿入歌の「アイ・ハヴ・ナッシング」や「ラン・トゥ・ユー」もグラミー賞やアカデミー歌曲賞にノミネートされるなど、高い評価を得ています。

映画の評価とエピソード

レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは48件のレビューで支持率は35%、平均点は5.00/10。Metacriticでは20件のレビューを基に加重平均値が39/100となっています。

劇中、2人がデートで観る映画が黒澤明監督の『用心棒』であることや、ホイットニーが自身の境遇とレイチェルを重ね合わせていたエピソードなど、映画をより深く楽しめる裏話も存在します。

ミュージカル版

映画の公開後、舞台化もされ、世界中で上演されています。日本でも2019年に初来日公演が行われ、2020年からは日本キャスト版も制作されています。ミュージカル版では、映画のストーリーに加えて、ホイットニー・ヒューストンのヒット曲が多数使用され、観客を魅了しています。

まとめ

『ボディガード』は、愛と献身、そしてプロフェッショナリズムを描いた感動的な作品です。ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの演技、そして素晴らしい音楽が、映画を不朽の名作としています。映画を見たことがない方はもちろん、何度も見たことがある方も、ぜひ改めて『ボディガード』の世界に浸ってみてください。

もう一度検索