ボブ・ミラッキ

ロバート・ミラッキ：MLBとNPBを経験した投手

ロバート・"ボブ"・ミラッキ（Robert "Bob" Milacki, 1964年7月28日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の元プロ野球選手です。投手として、MLBとNPBでプレーしました。

MLBでのキャリア

1983年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから指名を受けましたが契約せず、同年の二次ドラフトでボルチモア・オリオールズから指名され入団。1988年にメジャーデビューを果たしました。翌1989年には14勝を挙げ、チームの主力投手として活躍。1991年にも10勝を記録しましたが、その後は2桁勝利を挙げることはできませんでした。1993年にはクリーブランド・インディアンス、1994年にはカンザスシティ・ロイヤルズでプレーし、1996年にはシアトル・マリナーズに在籍するなど、複数の球団を渡り歩きました。

近鉄バファローズでの挑戦

1997年、ミラッキは日本プロ野球の近鉄バファローズに入団しました。145キロの速球とスクリューボールを武器とし、先発投手としての活躍が期待されました。しかし、キャンプでのコンディション不良が目立ち、二軍スタートとなります。6月に一軍昇格を果たしますが、結果を残すことはできませんでした。特に、6月27日の対西武ライオンズ戦では、初回に10失点するという記録的な失態を演じてしまいます。その後もチャンスを与えられましたが、結果を残せず、シーズン終了後に自由契約となり、帰国しました。

引退後

帰国後、ミラッキはアメリカ球界への復帰を目指しましたが、メジャーリーグに復帰することはできませんでした。2000年には、独立リーグのセントポール・セインツでプレーし、現役を引退しました。

引退後は指導者として活動し、2001年から2008年まではピッツバーグ・パイレーツ傘下、2009年から2014年まではフィラデルフィア・フィリーズ傘下、2015年から2017年まではワシントン・ナショナルズ傘下、2018年から2019年まではミルウォーキー・ブルワーズ傘下のマイナー球団で投手コーチを歴任しました。2021年からは、独立リーグのアイダホフォールズ・チュカーズで投手コーチを務めています。

記録

NPB初登板・初先発：1997年6月12日、対西武ライオンズ戦（大阪ドーム）
1イニング10被安打：1997年6月27日、対西武ライオンズ戦（西武球場）
1イニング投球数60球：1997年6月27日、対西武ライオンズ戦（西武球場）※パ・リーグタイ記録

背番号

52 （1988年）
18 （1989年 - 1992年）
49 （1993年）
38 （1994年）
53 （1996年）
* 33 （1997年）

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