ボリス・ディアウ

ボリス・ディアウ：コート上の万能選手

ボリス・ババカル・ディアウ＝リフィオー（Boris Babacar Diaw-Riffiod, 1982年4月16日 - ）は、フランス出身の元プロバスケットボール選手。
NBAのサンアントニオ・スパーズなどで活躍し、その万能性と高いバスケットボールIQでチームに貢献しました。

プロ入り前

フランスのパリで生まれ育ち、国立体育・スポーツ研究センター（INSEP）でトニー・パーカーやロニー・トゥリアフらと出会い、切磋琢磨しました。
フランスのプロバスケットボールリーグLNBで経験を積んだ後、2000年のジュニア・ヨーロッパ選手権で優勝。

NBAでの活躍

2003年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから全体21位指名を受けNBA入り。

• - アトランタ・ホークス時代

ホークスでは2年間プレイしましたが、チームの低迷もあり目立った成績は残せませんでした。

• - フェニックス・サンズ時代

2005年8月、ジョー・ジョンソンとのトレードでフェニックス・サンズへ移籍。
2005-06シーズンには大きく飛躍し、MIP（最も成長した選手）を受賞。複数のポジションをこなすユーティリティプレイヤーとして評価を高めました。

• - シャーロット・ボブキャッツ時代

2008年シーズン途中にシャーロット・ボブキャッツへ移籍。
ジェラルド・ウォーレス、スティーブン・ジャクソンらと共にチーム初のプレーオフ進出に貢献しました。

• - サンアントニオ・スパーズ時代

2012年3月、サンアントニオ・スパーズへ移籍。
チームバスケットの重要な起点として活躍し、2014年のNBAファイナルではマイアミ・ヒートを下し、自身初のチャンピオンシップを獲得しました。
このファイナルでの活躍は「陰のMVP」と称えられました。

• - ユタ・ジャズ時代

2016年7月、ユタ・ジャズへ移籍。2017年7月に解雇されました。

母国フランスでのプレー

2017年9月、ルヴァロワ・メトロポリタンズと契約し、母国フランスでプレー。
2018年に引退を表明しました。

フランス代表としての活躍

2006年の世界選手権をはじめ、数々の国際大会でフランス代表として活躍。
2013年のヨーロッパ選手権では金メダルを獲得しました。

プレースタイル

ポイントガードからセンターまで、全てのポジションをこなせる万能型プレーヤー。
高いバスケットボールIQを持ち、チームメイトを生かすプレーを得意としました。

人物

ニックネームは、複数のポジションをこなす器用なプレースタイルから「3D」。
父親はセネガルの元高跳び選手、母親は元バスケットボール選手。
同郷のトニー・パーカーとは旧知の仲。

ボリス・ディアウは、その多才な才能と献身的なプレーで、多くのファンに愛された選手でした。

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