ボルボ・XC40

ボルボXC40/EX40：コンパクトSUVの進化系

ボルボ・カーズが製造・販売するコンパクトSUV、XC40は2017年にデビュー。そのスタイリッシュなデザインと先進の安全技術、そして優れた走りを兼ね備え、世界中で高い評価を獲得しました。2018年には欧州カーオブザイヤー2018を受賞し、ボルボ・カーズにとって初の快挙となりました。日本でも高い人気を誇り、日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。

XC40：多様なエンジンバリエーションと進化

XC40は、ボルボが新世代モジュラープラットフォーム「CMA」を初めて採用したモデルです。当初は2.0L 4気筒ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがラインナップされましたが、その後、より環境に配慮した1.5L 3気筒ガソリンエンジンやプラグインハイブリッドモデルが追加されるなど、時代のニーズに合わせて進化を遂げています。

日本市場においては、2018年3月に販売が開始されました。当初は2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載したT4とT5の2種類がラインナップされ、様々なグレードが用意されました。その後、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載したB4とB5エンジンにモデルチェンジされ、燃費性能と環境性能の向上を果たしました。また、プラグインハイブリッドモデルも追加され、選択肢の幅が拡大しました。

2022年にはフェイスリフトを実施。グレード体系を見直し、上級グレードの「Ultimate」と充実装備の「Plus」「Plus Pro」を設定。さらに、XC40 Rechargeの導入に伴いプラグインハイブリッドモデルは廃止されました。その後も、特別仕様車の追加やグレード体系の見直しが行われ、常に進化を続けています。2024年には、エントリーモデルの追加や、最上級グレードの名称変更などが行われています。

XC40 Recharge / EX40：ボルボ初の電気自動車

2019年には、ボルボ初の電気自動車であるXC40 Rechargeが発表されました。最高出力408hpの電動4WDパワートレインを搭載し、航続距離も400kmを誇ります。2020年より販売が開始され、環境意識の高まりの中で高い人気を博しています。2024年2月には、車名がEX40に変更されることが発表されました。

日本での販売は2022年7月より開始。当初は四輪駆動の上級モデルと前輪駆動のエントリーモデルがラインナップされました。その後、2023年にはシングルモーターモデルが後輪駆動に変更され、ツインモーターモデルは廃止されました。2024年9月には、日本でも車名がEX40に変更され、ツインモーターモデルが復活するなど、進化を続けています。

まとめ

XC40/EX40は、スタイリッシュなデザインと先進の安全技術、そして環境性能にも配慮したパワートレインバリエーションを備えた、人気のコンパクトSUVです。ガソリン車、プラグインハイブリッド車、電気自動車と、様々な選択肢が用意されているのも魅力です。今後も、ボルボの技術革新によって、さらなる進化が期待されます。

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