ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!

ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!

『ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!』は、1998年にハドソンから発売されたNINTENDO64用のアクションゲームです。ボンバーマンシリーズとしては、『爆ボンバーマン』に続く64プラットフォームでの2作目となります。

ゲーム概要

本作は、従来のシリーズに比べて3Dアクションとアトラクション要素が強調されており、ボンバーマンを操作して様々なステージを攻略していく内容となっています。音楽はシリーズでお馴染みの竹間淳氏が担当。キャラクターデザインは水野祥司氏と佐藤梢氏が手掛けています。

特徴的なゲームシステム

直接爆弾投げ: 最初から爆弾を直接投げることができ、スピーディな攻撃が可能です。もちろん、従来のシリーズ同様に爆弾を設置したり、蹴飛ばしたりすることもできます。
球状の爆風: 爆風は『爆ボンバーマン』と同様に球状で、広範囲にダメージを与えます。
溜め攻撃: 攻撃ボタンを押し続けることで、溜め時間に応じて複数の爆弾を同時に投げる溜め攻撃が可能です。
ジャンプ: ボンバーマンはボタン操作でジャンプすることができ、アクション性が向上しています。
パワードギア: 一部のステージでは、ボンバーマンに特殊なオプションパーツ「パワードギア」を装着することで、操作体系が異なる特殊ステージをプレイできます。
ボンバーコプター: 爆弾投下が可能
ボンバースライダー: 雪上などを滑走
ボンバージェット: 空中を推進しミサイルを発射
ボンバーマリン: 海中を移動

ステージクリアとランク

各ステージでは、目的地への到達、特定のオブジェクト破壊、特定の敵の撃破などがクリア条件となります。敵を倒したり、アイテムを取得したりすることで得点が加算され、ステージクリア時の得点に応じてクリアポイントが付与されます。全ステージのクリアポイント合計によって最終的なランクが決定します。

バーチャルコンソール

2011年にはWiiのバーチャルコンソールで配信が開始されました。これは、日本国内のサードパーティ製NINTENDO64ソフトとしては唯一のバーチャルコンソール配信タイトルでした。

開発秘話

本作の原型は、当初NINTENDO64版の「ウルトラ原人」として開発されていましたが、開発中止となり、企画がボンバーマンに変更されたという経緯があります。

ストーリー

ボンバー星雲にワルドス帝国のワルドス星が突如出現し、侵略を開始します。プライム星のミリアン王女は、ワルドス軍から極秘ディスクを奪って脱出しますが、追跡を受けます。王女は召使いのピボットにディスクを託し、ボンバー星へと送り込みます。一方、ボンバーマンは、ボンバーベースでの特訓中に、ピース山脈に墜落した宇宙船の調査命令を受けます。ここから、ボンバーマンとワルドス帝国の戦いが始まります。

アイテム

様々なアイテムが登場し、ボンバーマンを強化したり、特殊な能力を付与したりします。

ボムアップ: 設置できる爆弾の数を増加
ファイアーアップ: 爆弾の火力を増加
リモコン: リモコンボムを使用可能
ライフハート/フルハート: 体力回復
耐火スーツ: 爆風ダメージ無効
壁すりぬけ: 特定の壁をすり抜け可能
パワーグローブ: 爆弾を遠投可能
シャボンパネル: 一定時間上昇
トランシーバー: 攻略ヒント
ソルトボム/フリーズボム: 特殊な効果を持つ爆弾
1UP: 残機増加
クリスタル: 得点アイテム
キークリスタル/データディスク: 特定のエリアを開放
異次元ボム: 隠し要素解放に関わるアイテム

登場人物

ボンバーマン: 主人公
ミリアン王女: プライム星の王女
ピボット: 王女の従者
ルーイ: ボンバーマンの仲間
ニトロス: ワルドス帝国の戦士、中ボス
エンドル、バルーダ、ボルバン、ネチア: ワルドス四天王
バグラー: ワルドス軍の首領、宿敵
デビルボンバー: 隠しボス

ステージ一覧

様々な惑星や基地を舞台にしたステージが登場します。パワードギアを使用する特殊なステージや、ルーイの助けを借りて進むステージも存在します。また、異次元ボムが隠されたステージや、隠しステージも存在します。

関連書籍

ボンバーマンヒーロー公式ガイドブック
新ボンバーマン全百科

音楽

"BOMBERMAN HERO" Original Sound Track

外部リンク

ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!（ハドソン公式サイト）
* Wiiバーチャルコンソール ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!

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