ボークコリン雷神

ボーク コリン雷神

ボーク コリン雷神（BOURKE Colin Raijin）は、1984年10月15日にニュージーランドで生を受けた、元ラグビーユニオン選手であり、現在は指導者として活動する人物です。2018年には日本への帰化を果たし、日本国籍を取得しました。

プロフィールとキャリア初期

ニュージーランドのタウランガ出身。フィールド上では主にフォワード第三列のナンバーエイト（No.8）としてプレーしました。恵まれた体格を持ち、身長は190センチメートル、体重は110キログラムです。親しい人々からは「バーキ」の愛称で呼ばれています。

家族には、サモア代表として国際舞台で活躍するティム・ナナイ＝ウィリアムズがおり、彼の義弟にあたります。

選手としてのキャリアは、ネイピアボーイズ高校で始まりました。その後、タラオアレ、ホークスベイ、タンガヌ、ベイ・オブ・プレイティといったニュージーランド国内の様々なクラブチームで経験を積み、実力を培いました。さらに、南半球最高峰リーグであるスーパーラグビーの舞台へ進出。強豪チームであるハイランダーズやチーフスでもプレーし、世界トップレベルの環境で経験を重ねました。

日本での活躍

2012年、ボーク コリン雷神は日本へ活躍の場を移し、ジャパンラグビートップリーグに所属するリコーブラックラムズ（現在のリコーブラックラムズ東京）に加入しました。日本での公式戦デビューは、加入した年の9月1日に行われたトップリーグ第1節のパナソニック ワイルドナイツ戦でした。この試合に先発メンバーとして出場し、日本のファンにそのプレーを披露しました。

リコーブラックラムズで長期間プレーした後、2022年にはNTTドコモレッドハリケーンズ大阪（現在のレッドハリケーンズ大阪）へ移籍しました。

国際舞台での経験

彼は15人制だけでなく、よりスピードとフィットネスが求められる7人制ラグビーでも才能を発揮しました。ニュージーランド代表として7人制ラグビーでプレーした経験を持つほか、日本への帰化後は7人制日本代表としてもプレーする機会を得ました。特に2021年には、延期されて開催された東京オリンピックにおいて、7人制ラグビー日本代表の内定選手リストに名を連ねています。

また、ニュージーランドの伝統的なチームであり、マオリ系の選手で構成されるマオリ・オールブラックスにも選出された経験を持っています。

現役引退、そして指導者へ

長きにわたり国内外の第一線で活躍した選手キャリアは、2024年5月に幕を下ろしました。現役引退後、彼はそのまま所属していたレッドハリケーンズ大阪に残り、アシスタントコーチとして新たなキャリアをスタートさせています。

その他

ラグビー選手としての活動以外では、メディアへの登場経験もあり、例えば2022年1月3日にはTOKYO MXで放送された番組「Black LOVEz」に出演しています。

選手として培った豊富な経験と知識を活かし、これからは指導者として日本のラグビー界に貢献していくことが期待されています。

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