ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅

ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅について

ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅は、フランス・パリの19区に位置するメトロ（地下鉄）7号線の駅であり、1910年に開業しました。当初は7号線の終着駅として運行していましたが、1979年には北方へ延伸されて中間駅となりました。駅名は、駅の上にあるポルト・ドゥ・ラ・ヴィレット（ラ・ヴィレット門）に由来しており、これは1860年にパリの一部となった旧ラ・ヴィレット地区に関係しています。

駅の構造と利用状況

この駅は、島式ホームが2面4線の構造になっており、アーチ状の天井が特徴的です。ホームは対向ホームと区切られているため、利用しやすさが保たれています。運行が終了した後、ホームは車両の車内清掃のために作業場として使用され、過去には車両を半周させて折り返すためのラケット線も設けられていました。1979年以降もラケット線は残されており、現在は駅の北側から保線区に続く分岐線があります。運行終了後は、保線作業車両が多く通過する姿が見られます。

2003年には一日あたりの乗車人数が約9,100人で、2011年度の年間乗車人員は320万9,252人、2012年度は292万5,024人、2013年度は339万1,240人に達しました。この数字は、当駅がパリメトロ全体で155番目に多い利用客数を記録したことを示しています。

鉄道路線

ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅では、以下の鉄道路線が利用可能です：

• - パリメトロ7号線
• - パリ・トラム3b号線（また、トラムの開通により、交通上の重要な拠点とされるようになりました。）

歴史的背景

駅周辺の地域は、20世紀初頭から公共交通の重要な地点として知られてきました。特に、1910年にメトロ開通と同時に開業したことにより、そこから多くの交通が流入しました。1979年には7号線がフォール・ドーヴェルヴィリエまで延伸され、さらに2012年にはトラム3b号線が開通したことで、再び交通結節点としての重要性が増しました。

重要な年

• - 1910年10月5日: メトロ7号線の終着駅として開業。
• - 1979年10月4日: メトロ7号線がフォール・ドーヴェルヴィリエまで延伸し、当駅は中間駅に。
• - 2012年12月15日: トラム3b号線（イル＝ド＝フランス線）が開通。

駅周辺の名所

ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅の周辺には多くの観光名所があります。具体的には、キャバレー・ソヴァージュやシテ科学産業博物館、ラ・ヴィレット公園、ラ・ジェオード、トゥール・ラ・ヴィレット、そしてナイトクラブのグラザールなどが存在します。

バス路線

駅周辺では、パリ交通公団が運行する139、150、152系統の路線バスが利用できます。また、夜間にはノクティリアンによる深夜バスN42系統も運行されており、便利な交通手段となっています。

隣の駅

• - オーベルヴィリエ＝パンタン＝キャトル・シュマン駅（Aubervilliers - Pantin - Quatre Chemins）
• - ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅（ここが当駅）
• - コランタン・カリウー駅（Corentin Cariou）

ポルト・ド・ラ・ヴィレット駅は、歴史的な価値とともに、便利な交通手段を提供する、パリの重要な交通の要所といえるでしょう。

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