ポール・ダメット

ポール・ダメットは、1991年9月26日、イングランドのニューカッスル・アポン・タインで生まれました。地元のニューカッスル・ユナイテッドFCの下部組織で育ち、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。彼は主にディフェンダーとしてプレーし、左サイドバックを本職としています。

クラブ経歴

ニューカッスル・ユナイテッドFCの下部組織出身のダメットは、2012年3月にゲーツヘッドFCへ短期レンタル移籍を経験。その後、スコティッシュ・プレミアリーグのセント・ミレンFCへレンタル移籍し、海外でのプレーも経験しました。2013年1月にニューカッスルへレンタル復帰すると、FAカップのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC戦でトップチームデビューを果たしました。その後、再びセント・ミレンへレンタル移籍しています。

2013-14シーズンには、開幕戦のマンチェスター・シティFC戦でプレミアリーグデビューを果たし、10月にはリヴァプールFC戦で初得点を記録しました。同年11月には、クラブとの契約を2019年まで延長しています。しかし、同シーズン最終戦のリヴァプール戦でルイス・スアレスにチャージを仕掛け、スアレスが膝を負傷。これにより、スアレスの2014 FIFAワールドカップ出場が危ぶまれ、ウルグアイ代表サポーターから殺害予告を受けるという事態にも発展しました。

2014-15シーズンには、ダヴィデ・サントンの故障やマサディオ・アイダラのベンチ降格などもあり、左サイドバックのファーストチョイスとして出場機会を増やしました。2015-16シーズンも主力として活躍し、マンチェスター・ユナイテッドFC戦ではアディショナルタイムに同点ゴールを決め、チームを救いました。このシーズンには、リーグ3位となる時速35.1kmを記録するなど、スピードも武器としていましたが、チームは降格してしまいました。

代表経歴

ダメットはイングランドで生まれ育ちましたが、祖父がウェールズ出身であったため、ウェールズ代表を選択しました。2014年6月のオランダ戦で代表デビューを果たしましたが、UEFA EURO 2016直前のキャンプには参加したものの、大会登録メンバーには選ばれませんでした。代表では6年間でわずか5試合の出場にとどまり、ベン・デイヴィスからポジションを奪うことができませんでした。クラブに専念するため、27歳という若さで代表引退を表明しました。

プレースタイル

左サイドバックを本職とするディフェンダーで、対人守備の強さと献身的なプレーが持ち味です。また、スピードも兼ね備えており、攻撃参加も見られます。セットプレーでは、高さを活かしてゴールを狙うこともあります。

タイトル

セント・ミレン
スコティッシュリーグカップ: 2012-13

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