マイ セレナーデ

平松愛理の9枚目のシングルとして1992年6月3日にポニーキャニオンからリリースされた「マイ セレナーデ」。この楽曲は、トヨタ・カローラセレスのCMソングとして広く知られています。

平松愛理は、サビの歌詞に「Let's say lesson」という印象的なフレーズを用い、過去の恋愛経験を未来のための練習と捉え、現在進行形の恋愛に全身全霊をかける女性の心情を表現しています。このフレーズは、恋の経験を通して成長していく女性の姿を象徴的に表していると言えるでしょう。

平松自身は、自身のYouTubeチャンネルで、この曲の制作にあたり、ボサノヴァの名曲である「ワン・ノート・サンバ」（アントニオ・カルロス・ジョビンとニュウトン・メンドーサの共作）からインスピレーションを受けたと語っています。軽快で洗練されたラテンのリズムは、「ワン・ノート・サンバ」のエッセンスを感じさせます。

また、楽曲制作時、トヨタ自動車から車名である「セレス」を歌詞に含めてほしいという依頼があったそうです。しかし、平松はこれを断り、代わりに「セレス」と似た響きのフレーズとして「Let's say lesson」を歌詞に取り入れました。さらに、ラテン調の曲調とすることで、「セレス」と聞こえるような工夫を凝らしたと、自身のラジオ番組『CHEER UP! MORNING』で明かしています。

収録曲

1. マイ セレナーデ
作詞・作曲：平松愛理 / 編曲：清水信之
2. マイ セレナーデ en la noche
編曲：清水信之
3. マイ セレナーデ（オリジナル・カラオケ）

「マイ セレナーデ」は、CMソングとしてだけでなく、平松愛理の代表曲の一つとして、多くの人に愛され続けています。恋愛における女性の心情を鮮やかに描き出し、軽快なラテンのリズムに乗せて届けるこの曲は、聴く人を明るく前向きな気持ちにしてくれるでしょう。

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