マイア・シブタニ

マイア・ハルミ・シブタニのプロフィール

マイア・ハルミ・シブタニは、1994年7月20日にアメリカで生まれたアイスダンスの選手です。彼女の日本名は渋谷 治美で、兄のアレックス・シブタニとペアで活動してきました。彼らは、2014年ソチオリンピックと2018年平昌オリンピックでアメリカ代表として出場し、特に平昌オリンピックでは銅メダルを獲得しました。マイアはまた、2016年に世界選手権で2位、同じ年の四大陸選手権では優勝を果たしました。

人物背景

マイアの両親は音楽家で、父は日系2世のフルート奏者、母は日系1世のピアニストです。また、彼らはプロのミュージシャンとして活動しており、かつて数多くの音楽コンクールに挑戦してきました。兄妹の名前については「マイア・ウソワとアレクサンドル・ズーリンに由来しているのか」とよく質問されますが、実際には両親が選んだ名前に過ぎません。いわゆる日系人ですが、彼女は長洲未来選手とは異なり日本語を話すことはできません。

さらに、マイアはYouTubeチャンネルも運営しており、自ら撮影・編集した動画を公開しています。これにより、ファンとより深くつながることができています。

フィギュアスケートキャリアの始まり

マイアが3歳頃、兄のアレックスが7歳の時に、父に連れられてスタンフォードのツインリンクへ行ったことが彼らのフィギュアスケート人生の出発点となりました。2004年に兄妹でアイスダンスチームを結成し、その後、イーゴリ・シュピリバンドやマリナ・ズエワの指導を受けるようになりました。彼らは、その表現力豊かな演技と自由な滑りで瞬く間に注目を集めました。

2008-2009シーズンにおいては、ジュニアグランプリファイナルに出場し、マイアは競技直前に足の小指の爪を割るという怪我を負いながらも演技を続けました。

シニアデビューと成績

2010-2011シーズンにはシニアカテゴリーに移行し、グランプリシリーズのNHK杯とスケートアメリカでメダルを獲得しました。特に、全米選手権や世界選手権でも素晴らしい成績を収め、彼女たちの名はますます広がっていきました。

2011-2012シーズンでは、小さな困難を乗り越えながらも、NHK杯では優勝を飾りました。全米選手権では再び2位に入賞し、四大陸選手権と世界選手権の代表に選ばれましたが、四大陸選手権ではアレックスの体調不良によりメダルを逃しました。

2013-2014シーズンでは、USインターナショナルクラシックでのアレックスの怪我と、ソチオリンピックでは9位という結果に終わりました。

その後の活躍

続く2014-2015シーズンでは、彼らはチャレンジャーシリーズで連勝を果たし、スケートアメリカでは2位でした。また、2015-2016シーズンには前回の苦しい経験を乗り越え、NHK杯で優勝、その後全米選手権でも初の1位獲得となりました。四大陸選手権でも好成績を収め、世界選手権では銀メダルを手にしました。

2016-2017シーズンでは、アイスダンスにおける連勝を達成し、全米選手権での連覇、世界選手権での銅メダルも取得するという素晴らしい年となりました。

特に、2018年の平昌オリンピックではアジア系選手としては初めてアイスダンスでのメダルを獲得しました。

健康と復帰

競技引退後、彼女は健康問題に悩まされ、腎臓がんと診断されましたが、手術を経て無事に回復しました。2025年5月1日には、アレックスと共に競技に復帰する意向を発表しました。今後の彼女の活躍に、多くのファンが期待を寄せています。

まとめ

マイア・シブタニは、その優れた成績と都度の困難を乗り越えた姿勢で、多くの人々に感動を与え続けています。彼女の今後の活躍に注目し、応援し続けていきましょう。

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