マイク・ナポリ

マイケル・ナポリのプロフィール

マイケル・アンソニー・ナポリ（Michael Anthony Napoli、1981年10月31日生まれ）は、フロリダ州ハリウッド出身の元プロ野球選手であり、現在は野球指導者です。部門は捕手と一塁手で、右投右打の選手です。2022年からはMLBのシカゴ・カブスで一塁コーチとして活躍しています。彼の愛称は「ポーターホース」です。

経歴

プロ入りとエンゼルス時代

ナポリは2000年のMLBドラフトで17巡目（全体500位）によりアナハイム・エンゼルスから指名を受け、同年6月21日にプロ入りを果たしました。彼は2006年5月4日にメジャーデビューし、そのデビュー戦で歴史的に92人目となる初打席初本塁打を放ちます。この成功により、彼は正捕手の座を獲得しました。シーズンの終わりには打撃不振に陥ったものの、99試合出場で16本塁打を記録しました。

2007年はフル出場が期待されたものの、成績は前年を下回り、10本塁打・34打点にとどまりました。2008年には78試合で20本塁打を打ち、長打率.586を記録。また、2009年も20本塁打を達成しましたが、2010年は一塁手としての起用が増えつつも、打率は.238に終わりながらも自己最多の26本塁打を記録します。

レンジャーズ時代

2011年にナポリはバーノン・ウェルズとのトレードでトロント・ブルージェイズに移籍、その後すぐにテキサス・レンジャーズに移籍。レンジャーズでは怪我をしつつも、初めての3割・30本塁打を達成し、OPSは1.046という驚異的な数字を記録しました。2012年にはオールスターに初選出されるなど、充実した年となりましたが、シーズンオフにFAとなり、レンジャーズからクオリファイング・オファーを受けつつもこれを拒否しました。

レッドソックス時代

2012年12月、ナポリはボストン・レッドソックスと3年契約を結ぶ合意に達しますが、身体検査の結果が原因で契約が保留に。最終的には2013年に1年契約を結びました。2013年、彼は一塁に専念しキャリアハイの92打点を記録、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献しました。2015年には再びレンジャーズへと戻ることになり、通算200本塁打を達成します。

インディアンス時代と引退

ナポリは2016年にクリーブランド・インディアンスと契約し、150試合に出場。打率は.239、三振が194と苦しいシーズンでしたが、34本塁打・101打点を記録します。翌年も再びレンジャーズに復帰しますが、2018年にはインディアンス傘下でのプレーを経て、同年12月9日に現役引退を発表しました。

引退後

ナポリは2020年シーズンからシカゴ・カブスのクオリティ・アシュアランスコーチとして新たなキャリアをスタートさせました。彼の野球界での経験は現役選手としてのみならず、指導者としても多くの反響を呼んでいます。ナポリの素晴らしいキャリアは、選手としての成果だけでなく、その人柄と指導力でも称賛されています。

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