マイク・マクレディ

マイク・マクレディ（本名：マイケル・デヴィッド・マクレディ、1966年4月5日生まれ）は、アメリカ合衆国出身の才能あふれるミュージシャン、そしてソングライターです。彼は、世界的に有名なロックバンド、パール・ジャムのリードギタリストとして最もよく知られています。

生い立ちと音楽への目覚め

マクレディはフロリダ州ペンサコーラで誕生しましたが、幼少期にシアトルへと移り住みました。11歳の時に初めてギターを手にした彼は、すぐにギターレッスンに通い始め、その才能を開花させていきます。中学時代には、Warriorsというバンドを結成（後にShadowと改名）。当初はカバー曲を中心に演奏していましたが、次第にオリジナルの楽曲制作にも取り組み、デモテープの制作も開始するなど、精力的な活動を行いました。

高校卒業後もShadowは活動を継続していましたが、1988年に解散。その後、マクレディは音楽やギター演奏から一時的に離れ、コミュニティ・カレッジに入学。夜はレンタルビデオ店でアルバイトをする生活を送っていました。しかし、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのライブを目の当たりにしたことがきっかけで、再び音楽への情熱を取り戻します。

バンド活動の再開と成功への道

音楽への意欲を取り戻したマクレディは、Love Chileというバンドに加入し、徐々に音楽活動を活発化させていきます。その後、彼は後にパール・ジャムのメンバーとなるストーン・ゴッサードとジェフ・アメンと共に、テンプル・オブ・ザ・ドッグを結成しました。

テンプル・オブ・ザ・ドッグ

テンプル・オブ・ザ・ドッグには、サウンドガーデンのクリス・コーネルがヴォーカリストとして参加。ドラマーは、後にパール・ジャムに加入するマット・キャメロンが担当しました。さらに、オーディションを経て、後にパール・ジャムのヴォーカリストとなるエディ・ヴェダーも加入し、コーラスやコーネルとのデュエットを披露しました。1991年4月には、唯一のアルバム『テンプル・オブ・ザ・ドッグ』をリリースし、音楽史にその名を刻みましたが、バンドは同年に解散しました。

パール・ジャムでの活躍

パール・ジャムは、テンプル・オブ・ザ・ドッグ解散前の1990年に結成され、翌年8月にアルバム『ten』でデビューを果たしました。1990年代前半に巻き起こったグランジ・ムーブメントの代表的なバンドとして、急速に人気を獲得し、現在に至るまで精力的に活動を続けています。マイク・マクレディは、その卓越したギターテクニックと音楽センスで、パール・ジャムのサウンドを支え続けています。

オールミュージック内のプロフィール

もう一度検索