マイク・モンゴメリー (野球)

マイケル・モンゴメリー：栄光と苦難の軌跡

マイケル・ポール・モンゴメリー（Michael Paul Montgomery）は、1989年7月1日生まれのアメリカ合衆国出身のプロ野球選手です。左投左打の投手として、MLBで活躍しました。愛称は「モンティー（Monty）」。

プロ入りとロイヤルズ傘下時代

2008年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから1巡目追補（全体36位）で指名され、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキー級でのデビュー後、A級、A+級と順調にステップアップ。2010年にはAA級まで昇格しましたが、左腕の故障で一時離脱を余儀なくされました。2011年にはAAA級で28試合に登板するも、結果を残せず、2012年にはAA級へ降格も経験しました。

レイズ傘下時代

2012年オフにタンパベイ・レイズへ移籍。AAA級で2年間プレーしましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。

マリナーズ時代：メジャーデビューと躍進

2015年、シアトル・マリナーズへ移籍し、ついにメジャーデビューを果たしました。デビュー戦で好投すると、その後は先発ローテーションに定着。6月には2試合連続完封勝利を記録するなど、目覚ましい活躍を見せました。

2016年はリリーフとして起用され、防御率2.34と安定した投球を披露しました。

カブス時代：ワールドシリーズ制覇の立役者

2016年シーズン途中にシカゴ・カブスへ移籍。カブスでは先発とリリーフの両方をこなしました。そして、クリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズ第7戦で、カブスが108年ぶりの世界一を達成する最後の打者を打ち取るという、歴史的な瞬間に立ち会いました。

2017年は先発としての登板機会が増え、自己最多の7勝を挙げ、初の100奪三振も達成しました。

ロイヤルズへの復帰とその後

2019年シーズン途中にロイヤルズへ移籍。2020年はわずか3試合の登板に終わり、FAとなりました。

その後のキャリア

2021年はメッツとヤンキースでマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格はなりませんでした。同年6月には韓国プロ野球のサムスン・ライオンズと契約しましたが、素行不良によりシーズン途中で解雇されました。

2022年はメッツとマイナー契約、2023年はドジャースとマイナー契約を結びましたが、メジャーへの復帰は実現しませんでした。

プレースタイル

長身から投げ下ろす角度のあるボールが持ち味。先発、リリーフどちらもこなせるユーティリティ性も魅力です。

年度別投手成績

（成績は省略）

背番号

37（2015年 - 2016年7月19日）
38（2016年7月20日 - 2019年7月14日）
21（2019年7月19日 - 2020年）
39（2021年）

関連項目

* メジャーリーグベースボールの選手一覧

モンゴメリーは、その才能と努力でメジャーリーグの舞台で輝きを放ちました。今後の活躍にも注目が集まります。

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