マイナス21℃

映画『マイナス21℃』（原題：6 Below: Miracle on the Mountain）は、2017年に公開されたアメリカ映画です。本作は、元プロアイスホッケー選手であるエリック・ルマルクが、シエラネバダ山脈で実際に体験した遭難事故を基に制作されました。

あらすじ

かつてプロアイスホッケー選手として活躍したエリックは、シエラネバダ山脈でスノーボードを楽しんでいましたが、道に迷ってしまい遭難してしまいます。極寒の雪山で、エリックは次々と襲い来る試練に立ち向かうことになります。低体温症、飢え、オオカミの脅威、そして凍傷。さらに、薬物依存からの離脱症状による幻覚にも苦しめられます。

一方、エリックと連絡が取れなくなった母親のスーザンは、息子の異変に気づき、救助隊に捜索を依頼します。しかし、エリックに残された時間は刻一刻と過ぎていき、極限状態の中、彼は生き残るために必死のサバイバルを繰り広げることとなります。

キャスト

エリック・ルマルク：ジョシュ・ハートネット
スーザン・ルマルク：ミラ・ソルヴィノ

ジョシュ・ハートネットがエリック・ルマルクを演じ、極限状態における人間の精神力と肉体の限界に挑む姿を熱演しています。また、ミラ・ソルヴィノが、息子を案じながら救出を信じる母親スーザンを演じ、物語に深みを与えています。

日本公開

日本では、松竹株式会社の配給により、「松竹エクストリームセレクション」の第7弾作品として公開されました。緊迫感あふれる映像と、実話に基づいたストーリーが、観る者に生きることの尊さを問いかける作品です。

実話に基づく物語

本作は、エリック・ルマルク本人の体験に基づいており、彼の著書「6 Below: Miracle on the Mountain」が原作となっています。映画では、遭難時の過酷な状況や、エリック自身の心理状態がリアルに描かれており、遭難事故の恐ろしさ、そして人間の持つ不屈の精神を伝えています。極限状態でのサバイバル、親子の絆、そして自己再生といったテーマが盛り込まれており、多くの観客に感動と勇気を与えています。

映画が描くテーマ

映画『マイナス21℃』は、単なるサバイバルドラマにとどまらず、人間が極限状態に置かれた時に何が起こるのか、そして、いかにして困難を乗り越えることができるのかを描いています。また、家族の絆や、自己を見つめ直すことの重要性も示唆しており、観る人々に深い感動と共感を与える作品となっています。

外部リンク

映画『マイナス２１℃』公式サイト（日本語）
映画『マイナス２１℃』公式Twitter
* 松竹エクストリームセレクションFacebook

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