マイネルバサラ

マイネルバサラ：中央・地方競馬を駆け抜けた競走馬の生涯

2013年3月27日生まれのマイネルバサラは、中央競馬で輝きを放ち、地方競馬でもその力強さを示した競走馬でした。馬名は冠名に「婆沙羅」（遠慮なく振る舞うという意味）を組み合わせたもので、その名の通り、大胆な走りで多くのファンを魅了しました。

2015年6月、東京競馬場でのデビュー戦を勝利で飾ると、その後も順調に勝ち星を重ねます。3歳時には重賞初挑戦となるユニコーンステークスに出走。果敢に逃げを打ちましたが、惜しくも9着に終わりました。その後も条件クラスで経験を積み重ね、4歳時には連勝でオープンクラスに昇格。夏に一度降級するものの、すぐに再昇格を果たし、11月には浦和記念で重賞初制覇を達成しました。この勝利は、マイネルバサラの競走生活における大きな転換点となりました。

5歳シーズンは、佐賀記念やダイオライト記念で好走するなど安定した成績を残しましたが、勝利には至りませんでした。JpnI初挑戦となったJBCクラシックでは8着に終わりました。6歳シーズンは苦戦が続き、10月にはJRAの競走馬登録を抹消。地方競馬への転身を決意します。

地方競馬では、浦和競馬、川崎競馬、高知競馬、金沢競馬と転籍を繰り返しながらも、2020年1月には川崎競馬場の大師オープンで地方移籍後初勝利、2022年4月には高知競馬場で勝利を収めるなど、持ち前の闘志を見せつけました。しかし、2022年7月18日、金沢競馬場でのレース中に心臓麻痺を発症し、転倒。残念ながらその場で死亡が確認されました。騎乗していた吉原寛人騎手も負傷するなど、多くの関係者を悲しませる出来事となりました。

マイネルバサラの血統には、英G1チェヴァリーパークステークス勝ち馬のCarry On Katieや、米G1イエローリボンステークス勝ち馬のNashoba's Keyといった名馬の名前が刻まれています。その血統背景も、マイネルバサラの才能を裏付けるものと言えるでしょう。

中央競馬から地方競馬へと活躍の場を移し、幾多のレースを戦い抜いたマイネルバサラ。その短い生涯は、競走馬としての強い意志と、最後まで走り続ける情熱に満ち溢れていました。多くのファンに感動と勇気を与え、記憶に刻まれた競走馬として、これからも語り継がれていくことでしょう。 マイネルバサラの活躍は、競走馬たちの懸命な努力と、それを支える関係者たちの情熱を改めて私たちに突きつけました。その功績は、決して忘れられることはありません。

競走成績（抜粋）

正確な競走成績については、JBISサーチ、netkeiba.com、地方競馬全国協会などの公式ウェブサイトをご参照ください。

主な勝ち鞍

2017年 浦和記念

血統表

詳細な血統表は、JBISサーチなどのウェブサイトで確認できます。

脚注

記載されている情報は、公開されている情報に基づいて作成されています。

外部リンク

netkeiba.com
KEIBA.GO.JP
JBISサーチ
* 地方競馬全国協会

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