マイペディア

マイペディア (My Pedia)

『マイペディア』は平凡社が手がける百科事典で、1990年に初めて刊行されました。本書は『小百科事典』の改訂版として位置付けられ、1633ページにわたる豊富な知識をコンパクトにまとめた一冊です。書籍版はその後も継続して改訂され、情報の更新が行われています。

発行の背景

平凡社は、1954年から小百科事典を発行しており、その後、1973年及び1982年に改訂版を発表しました。そして、1990年にはこれらを基にし、より充実した内容を目指して『マイペディア』を刊行しました。このように、情報の蓄積と整理を通じて、一般向けの理解しやすい百科事典が求められていたのです。

電子化の進展

1990年代以降、デジタル化が進む中で『マイペディア』も続々と新たな形態を取り入れました。1996年には日立製作所と共同でデジタルコンテンツ事業を設立し、1997年にCD-ROM版『マイペディア97』を発表しました。この流れはその後も続き、『マイペディア』の電子版は多様なメディアで展開されていきます。

CD-ROM版だけでなく、EPWING版やPDA版など、多彩な形でのリリースが行われ、その後もハードディスク格納型や電子辞書への収録など、新たなメディアにも対応しています。例えば、2004年にはCD-ROM版『百科事典マイペディア デジタル百科事典』がリリースされ、Windows XPにも対応した新しいコンテンツを提供しました。

ネット上での展開

また、1999年からはネット版としての展開が始まり、『ネットで百科』で提供されました。このインターネット版は2013年6月にサービスが終了しましたが、2009年からは「コトバンク」というサイトを通じて情報の一部が無償で公開されています。このように、時代に合わせて様々なプラットフォームで利用できるように進化を遂げています。

まとめ

『マイペディア』は発行以来、印刷版からデジタルコンテンツへと進化をし続け、今も多くの人々に利用されています。用途の広がりや情報の更新があり、さまざまな媒体を通じて手軽にアクセスできる百科事典となっています。これからも新たな情報や改訂が行われ、さらなる成長が期待される一冊です。

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