マイ・プリンセス

『マイ・プリンセス』

『マイ・プリンセス』は、2011年1月5日から2月24日まで韓国のMBCで放送されたテレビドラマで、日本では同年8月31日からフジテレビの『韓流α』枠にて放送されました。このドラマは、普通の大学生が時空を超えた物語の中で、皇女の役目を果たすことになるという魅力的なストーリーを展開しています。

ストーリー概要

物語の主人公は大学生のイ・ソル。彼女は観光客を相手に記念写真のモデルとして皇女の役を演じるアルバイトをしています。そこで公務で出会った外交官パク・ヘヨンとの運命的な邂逅が、彼女の人生を大きく変えます。ヘヨンの祖父、パク・トンジェは、財閥テハン・グループの会長であり、かつての皇室財産を不正に流用したことを悔い、皇室再建を目指して亡き皇孫の行方を探していました。

さて、ソルと出会ったトンジェは、彼女が皇女に違いないと確信し、記者会見を開いて皇室再建の必要性を国民に訴えます。その際、皇室再建のために自身の全財産を社会に還元すると発表します。これによりソルは、一躍時の人となり、彼女の人生は一変します。

しかし、テハン・グループの相続人であるヘヨンとその許婚オ・ユンジュは、ソルの存在が国の財産の社会還元を阻害すると考え、彼女を海外に留学させる計画を立てますが、うまくいきません。ソルは亡父の名誉を回復すべく宮殿に入ることを決意します。一方、ヘヨンもソルを皇女として恥ずかしくない女性にしようと教育係として宮殿に参加します。

宮殿での生活と恋愛の展開

異なる立場にいるソルとヘヨンですが、宮殿での日々を共にする中でお互いに惹かれ合うようになります。ヘヨンはソルを真の皇女に育てたいと思うようになり、色々な困難を乗り越えながら、次第に彼女を支え合う関係に成長していきます。しかし、彼女との関係が大統領の反感を買い、ヘヨンは教育係から解任されてしまいます。さらにユンジュがソルを陥れる偽皇女事件を引き起こし、ソルは宮殿から追放されてしまいます。

ヘヨンは父親と自身が皇室再建を妨害したことを謝罪する記者会見を開き、事態の収拾を図ります。彼の努力が認められる中で、トンジェは孫のヘヨンに皇女を守るようにと遺言を残し、彼は亡くなります。この後、偽皇女事件が解決し、ソルは再び宮殿に戻ります。

最終的に、故トンジェの全財産が皇室財団に寄付され、国民投票の結果、皇室再建が承認されるという運びになります。その後、2年後にはヘヨンがソルにプロポーズするために帰国しますが、運命的な飛行機の中で再び会うことに。ソルは彼のプロポーズを待ちながら、彼を支える選択をすることになります。

キャスト

• - イ・ソル: キム・テヒ（武田華） - 普通の女子大生。
• - パク・ヘヨン: ソン・スンホン（鈴木正和） - トンジェの孫。エリート外交官。
• - ナム・ジョンウ: リュ・スヨン（西健亮） - ソルの大学の助教授。
• - オ・ユンジュ: パク・イェジン（嶋村侑） - トンジェの秘書の娘。
• - パク・トンジェ: イ・スンジェ - 財閥テハン・グループ会長。

このように、『マイ・プリンセス』は普通の大学生が皇女として成長し、様々な困難を乗り越えながら愛や自分の立場を確立していく姿を描いた、多くの視聴者に愛されたドラマです。

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