マウリシオ・シウバ

マウリシオ・ボルジェス・シウバ

マウリシオ・ボルジェス・シウバ（Maurício Borges Silva）は、1989年2月4日生まれのブラジル出身の男子バレーボール選手で、主にアウトサイドヒッターとして知られています。彼はブラジル代表としても活躍しており、その卓越したパフォーマンスにより数々のタイトルを手にしています。

クラブ経歴

シウバのバレーボールキャリアは2005年に始まりました。彼は地元マセイオを拠点とし、サッカーとバレーボールで有名なチーム、Itambé/Minasに入団しました。2006/07シーズンではブラジル・スーパーリーガで優勝し、ここから彼の名声が高まりました。その後、2010/11シーズンにはECピニェイロスに移籍し、さらなる経験を積みます。

2011年にはSada Cruzeiro Vôleiに加入し、2011/12シーズンにはブラジル・スーパーリーガ、ミネイロ選手権、南米クラブ選手権での3冠を達成。その年の世界クラブ選手権では準優勝に輝き、彼のプレーは多くのファンの心を掴みました。

2013/14シーズンにはItambé/Minasに復帰し、2015/16シーズンからはトルコリーグのArkas Spor Kulübüで2年間過ごします。この期間にトルコリーグでの準優勝や欧州チャンピオンズリーグのベスト8進出を果たし、再びメディアの注目を浴びました。2017/18シーズンからはブラジルのSesc-RJでプレーし、2020/21シーズンにはFunvic Natalへ移籍し、優勝に貢献、同時に自身もMVPとベストアウトサイドヒッター賞を獲得しました。最近の2021/22シーズンではイタリアセリエA1のCallipo Sport、2022/23シーズンにはポーランドリーグのエネア・チャルニ・ラドムと契約しています。

代表歴

シウバはブラジル代表としても数々のチャンスを得てきました。2008年にはU-21南米選手権で準優勝となり、そこでベストレシーバー賞を受賞。翌年のU-21世界選手権では金メダルを獲得し、自身もMVPに選出されています。2010年にはシニア代表に初めて選出され、ワールドリーグでデビューし、金メダルに輝きました。

2012年には再び代表に復帰し、様々な大会で金メダルを取得します。2014年の世界選手権では銀メダルを手にし、2016年にはリオデジャネイロオリンピックで母国代表を金メダルに導く重要な役割を果たしました。その後の2017年南米選手権でもMVPを獲得し、同年のグラチャンでも金メダルに貢献しています。

シウバは、球歴としても2016年と2021年のオリンピック、2014年の世界選手権、2019年のワールドカップ、さらにはグラチャンやネーションズリーグといった多くの国際大会での出場を果たしています。これにより、彼の名はブラジルバレーボール史に刻まれています。

受賞歴

シウバのキャリアの中で彼は多くの名誉を受けてきました。2008年のU-21南米選手権ではベストレシーバー、2009年のU-21世界選手権ではMVPを獲得。2017年の南米選手権でもMVPを受け、さらに2021年のブラジル・スーパーリーガではMVPとベストアウトサイドヒッター賞を受賞しました。

彼は数多くの受賞歴を持ち、その実力は折り紙つきです。現在も彼の活躍は続き、世界の舞台でブラジルの誇りとして選手たちを引っ張っています。

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