マウリシオ・モリーナ

マウリシオ・モリーナ：輝けるキャリアの軌跡

マウリシオ・アレハンドロ・モリーナ・ウリベ。1980年4月30日生まれのコロンビア出身の元サッカー選手である。攻撃的ミッドフィールダーとして、コロンビア代表として、そして数々のクラブチームで華々しいキャリアを築いた。

クラブでの活躍

16歳でプロキャリアをスタートさせたモリーナは、エンビガドFCで頭角を現すと、インデペンディエンテ・サンタフェへ移籍。負傷の影響で出場機会は限られたものの、その後インデペンディエンテ・メデジンに移籍すると、主力としてチームの45年ぶりのリーグ優勝に貢献した。コパ・リベルタドーレスでも準決勝進出に貢献するなど、その実力を発揮した。

メキシコ、UAEを経て再びインデペンディエンテ・メデジンへ復帰した後、アルゼンチンやパラグアイのクラブでプレー。オリンピア・アスンシオンでは、アペルトゥーラで8得点を挙げる活躍を見せた。

2007年後半には欧州へと渡り、レッドスター・ベオグラードへ加入。その後、ブラジルのサントスFCに移籍し、コパ・リベルタドーレスやカンピオナート・パウリスタで活躍した。

韓国での成功

2009年7月、モリーナは韓国の城南一和天馬へ移籍。当初はサントス残留を望んでいたものの、家族の将来を考慮し、移籍を決断した。加入後すぐに活躍を見せ、シーズン途中での加入にもかかわらず12試合8得点を記録。

2010シーズンは50試合22得点11アシストという素晴らしい成績を残し、Kリーグベストイレブンに選出。AFCチャンピオンズリーグではチームの優勝に貢献し、FIFAクラブワールドカップでは得点王に輝いた。

城南での成功の後、チームの財政難により2011年1月にFCソウルへ移籍。2012年にはKリーグ優勝、2015年には韓国FAカップ優勝に貢献した。特に2011年8月24日の江原FC戦では、3得点3アシストという驚異的な記録を達成。これはKリーグ史上初、世界でも非常に珍しい記録である。

2016年には再びインデペンディエンテ・メデジンへ復帰し、キャリアに幕を閉じた。

代表での活躍

コロンビア代表としては、コパ・アメリカ2001で優勝を経験している。2003 CONCACAFゴールドカップのグアテマラ戦では代表初得点を記録した。

タイトルと受賞歴

数々のタイトルを獲得し、多くの賞を受賞したモリーナの輝かしい功績は、彼の卓越した才能と献身的な姿勢を物語っている。

代表
コパ・アメリカ：2001
クラブ
カテゴリア・プリメーラA：2002（インデペンディエンテ・メデジン）、2016（インデペンディエンテ・メデジン）
AFCチャンピオンズリーグ：2010（城南一和天馬）
Kリーグ：2012（FCソウル）
韓国FAカップ：2015（FCソウル）
個人
FIFAクラブワールドカップ得点王：2010
Kリーグベストイレブン：2010、2012
* Kリーグアシスト王：2012、2013

マウリシオ・モリーナは、コロンビア、そしてアジアのサッカー界に大きな足跡を残した偉大な選手の一人である。

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