マウロ・ゴメス

マウロ・アレクシス・ゴメス・アコスタ



マウロ・アレクシス・ゴメス・アコスタは1984年9月7日ドミニカ共和国のペラビア州バニで生まれた元プロ野球選手です。彼は内野手としてプレーし、特に阪神タイガースでの活躍が有名です。ゴメスは右投げ右打ちの選手で、阪神時代には「ゴメちゃん」や「パピー」といった愛称で親しまれました。

経歴


プロ入りとレンジャーズ傘下時代


2003年、ゴメスはテキサス・レンジャーズと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2004年にはルーキー級アリゾナリーグで初出場し、34試合打率.246、1本塁打、16打点を記録。その後もA+級やA級でプレーし、特に2007年のシーズンでは、132試合に出場して打率.262、21本塁打、74打点を上げました。2009年にはA+級ベイカーズフィールドで打率.285、28本塁打、94打点を記録し、注目を集めました。

ブレーブス傘下時代


2009年11月にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結びました。2010年にはAA級ミシシッピ・ブレーブスで133試合に出場し、打率.281、16本塁打、80打点を記録。その後、2011年にはAAA級でさらに活躍し、打率.304、24本塁打、90打点を挙げました。

レッドソックス時代


2012年2月にはボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、AAA級での出場を経て、5月にはメジャーに昇格しました。最初の試合では打数は少なかったものの、すぐに再昇格を果たし、最終的には37試合に出場して打率.275、2本塁打、17打点を記録しました。また、この年のAAA級では100試合打率.310、24本塁打、74打点を記録し、インターナショナルリーグのMVPに選ばれました。

ブルージェイズ傘下時代


2013年4月にはトロント・ブルージェイズに移籍し、AAA級バッファロー・バイソンズで110試合に出場。打率.249、29本塁打、73打点を記録しました。その後、ワシントン・ナショナルズへ移籍し、11月には放出されました。

阪神時代


2013年11月に阪神タイガースと契約を結び、背番号5を背負うこととなりました。怪我や出産の影響などもありながら、公式戦の開幕戦でいきなりスタメン起用されます。2014年シーズンには素晴らしい成績を残し、26本塁打、109打点を挙げ、日本プロ野球の打点王のタイトルを獲得しました。また、クライマックスシリーズでも目覚ましい活躍を見せ、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献しました。

2015年以降は打撃成績に波が見られ、特に東京ドームでの成績が振るわなかったことが影響します。最終的には2016年に契約を解除され、その後は韓国リーグとの契約が破談となるなど、2018年以降は現役を引退しました。

選手としての特徴


ゴメスは長打力に優れている一方で三振も多く、特に阪神時代には166三振を記録するなど、高い三振率が課題となりました。彼はプルヒッターであり、打席によってシフトを敷かれることもありました。

人物・エピソード


同僚選手と良好な関係を持つなど、チーム内でもコミュニケーションを大事にしていました。また、飛行機移動が苦手で、阪神時代には移動を列車で行うこともありました。ゴメスのストライク判定に対する抗議行動が退場処分に繋がるなど、独特なエピソードも残しています。

結論


マウロ・ゴメス・アコスタはその独自のスタイルと力強い打撃によって、日本プロ野球においても多くのファンを魅了した選手です。現在は現役を引退していますが、その活躍は今でも記憶に残るでしょう。

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