マカオの行政区画

マカオの行政区画は、教会堂を基にした「堂区（Freguesia）」という単位で区切られています。しかし、これらの堂区は行政機構としての正式な地位や法人格を持っていません。マカオ半島には、以下の5つの堂区が存在します。

大堂区（Sé）: マカオ半島の中心部に位置し、多くの歴史的建造物や商業施設が集まっています。
望徳堂区（São Lázaro）: 大堂区の東に位置し、住宅街や古い教会堂が点在する地域です。
風順堂区（Santo António）: 南西部に位置し、海に面した地域です。歴史的な街並みが残っています。
聖安多尼堂区（São Lourenço）: マカオ半島の西部に位置し、住宅地と商業地が混在しています。
花地瑪堂区（Nossa Senhora de Fátima）: マカオ半島の北部に位置し、比較的新しい住宅地や工業地帯が広がっています。

これらの堂区はすべてマカオ半島に位置しており、離島には堂区による区分はありません。しかし、習慣的にタイパ島とコロアネ島はそれぞれ一つの地域として扱われています。

歴史

2001年以前のマカオは、澳門市（マカオ半島）と海島市（タイパ島とコロアネ島）の二つの市に分かれていました。澳門市は、上記の5つの堂区によってさらに細かく区分されていました。

澳門市 (Concelho das Macau)
大堂区
望徳堂区
風順堂区
聖安多尼堂区
花地瑪堂区

海島市 (Concelho das Ilhas)
タイパ島
コロアネ島

この区分は、マカオの歴史的な背景と行政構造を理解する上で重要な要素となっています。

関連項目

ISO 3166-2:MO: マカオのISOコード。

外部リンク

澳門堂區圖: マカオの堂区地図。

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