マグヌス・モーアン

マグヌス・モーアン（Magnus Hovdal Moan）は、1983年8月26日生まれ、ノルウェーのリレハンメル出身のノルディック複合選手です。

プロフィール

リレハンメルで生まれたモーアンは、2歳の時にトロンハイムへ移り住み、現在はByåsen ILクラブに所属しています。オフシーズンには、建設用型枠材料の販売・リースを行うDoka Austriaの姉妹会社、Doka Norge A/Sで働いています。

ワールドカップと世界選手権

2002/03シーズンにワールドカップにデビューしますが、当初は30位台の成績が続き、なかなか定着できませんでした。しかし、翌2003/04シーズンには開幕から安定した成績を残し、2004年1月2日にライト・イム・ヴィンクルでワールドカップ初優勝を果たし、総合8位となりました。

2005年の世界選手権では、団体で金メダル、個人スプリントで銀メダルを獲得し、このシーズンのワールドカップでは総合5位に入りました。

オリンピックでのメダル

2006年のトリノオリンピックでは、2つのメダルを獲得しました。個人グンダーセンでは、前半ジャンプでゲオルク・ヘティッヒ（ドイツ）に1分40秒差でクロスカントリーをスタート。15kmを39分44秒6で走り切り、ヘティッヒには16秒2遅れたものの、同僚のペッテル・タンデとの写真判定の末、銅メダルを獲得しました。また、個人スプリントでは、オーストリアのフェリックス・ゴットワルトに次ぐ銀メダルを獲得しました。このシーズンのワールドカップでは総合2位となっています。

2007年の世界選手権では、個人スプリントと団体で銀メダル2個を獲得し、2009年の世界選手権では団体銅メダルを獲得しました。

2008/09シーズンのワールドカップでは7勝をあげ、総合2位（自己最高位）となりました。

その後

2010年のバンクーバーオリンピックでは、個人ノーマルヒル/10kmで9位、個人ラージヒル/10kmで15位、団体で5位という結果でした。

自国開催となった2011年ノルディックスキー世界選手権では、個人ノーマルヒル/10kmで14位、個人ラージヒル/10kmは棄権、団体ノーマルヒル、団体ラージヒルともに銅メダルと、母国の期待に十分に応えることはできませんでした。

ワールドカップでは、同シーズン終了時点で通算18勝（2位8回、3位11回）をあげています。2005年のホルメンコーレンスキー大会で優勝、またノルウェー選手権では2004年にグンダーセンとスプリントの2冠を達成しています。

主な成績

オリンピック
2006年トリノオリンピック: 銅メダル（個人グンダーセン）、銀メダル（個人スプリント）
世界選手権
2005年: 金メダル（団体）、銀メダル（個人スプリント）
2007年: 銀メダル（個人スプリント、団体）
2009年: 銅メダル（団体）
ワールドカップ
通算18勝
2008/09シーズン: 総合2位

外部リンク

マグヌス・モーアン - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
マグヌス・モーアン - Olympedia（英語）
ホルメンコーレン大会優勝者一覧（PDF）（ノルウェー語）
Nordic Eagles biography of Moan
Official Website （英語）, （ドイツ語）, and （ノルウェー語）

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