マサロ・グランダー

マサロ・グランダーの軌跡

マサロ・グランダー（Massaro Glunder、1994年8月15日 - ）は、オランダ・アムステルダム出身の男性キックボクサーです。名門マイクスジムに所属し、その卓越した技術とアグレッシブなスタイルで、数々の激戦を繰り広げてきました。

キックボクシングのキャリア

2013年11月16日、KOK World CUPに参戦し、HERO‘S 2013 65kgトーナメントで優勝を果たしました。1回戦ではデビダス・ダニラをKOで下し、決勝ではマルティナス・ダニウスにもKO勝利を収めるという圧倒的な強さを見せました。

2015年4月19日には、K-1 WORLD GP 2015 -55kg初代王座決定トーナメントにスーパーファイトとして出場し、野杁正明と対戦。飛び膝蹴りで野杁の右目尻をカットさせTKO勝利を飾りました。この試合は、ゲーオ・ウィラサクレックの欠場による代打出場でしたが、見事な勝利を収めました。同年7月4日には、K-1 WORLD GP 2015 -70kg初代王座決定トーナメントにスーパーファイトで参戦し、木村ミノルと対戦。延長判定で惜しくも敗れました。

同年10月10日には、Yokkao 15でセンチャイ・PKセンチャイムエタイジムと対戦し、判定負け。10月18日には、WFLの70kgトーナメントに参戦し、1回戦でウィリアム・ディンダーに判定勝ちしたものの、決勝でメルヴィン・マヌーフの甥であるセドリック・マヌーフに判定負けを喫しました。11月21日には、K-1 WORLD GP 2015 IN JAPANで平本蓮と対戦し、判定勝ちを収めました。

2016年3月4日、K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN -65kg日本代表決定トーナメントのスーパーファイトで、ゲーオ・ウィラサクレックと再戦し判定負け。5月7日には、Glory of Heroes 2でヤン・ジョーに判定勝利を収めました。6月24日には、K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN -65kg世界最強決定トーナメントに参戦し、1回戦で野杁正明と再戦しましたが、判定負けとなりました。7月30日には、Kunlun Fight 48の-65kgトーナメントに出場し、1回戦でキム・ミンス(Kim Minsoo)に判定負け。12月10日には、Kunlun Fight 55でジャン・チュンユーに延長判定勝ちを収めました。

2017年4月8日、W5 Dubrovnikでヴラド・トゥイノフに判定負け。5月6日には、武林風でワン・ポンフェイに判定負けを喫しました。6月10日には、GLory 42のライト級(70kg)トーナメント1回戦でニコラス・ラーセンにTKO勝ちするも、決勝でクリス・バヤに判定負け。9月30日にはGlory 45でザカリア・ゾウガリーに判定負け、10月28日にはGlory 47でディラン・サルバドールに判定負けと、苦戦が続きました。

2018年3月3日、Glory 51でビクトー・ピントに判定勝ち。6月17日には、K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 第2代フェザー級王座決定トーナメントのスーパーファイトで城戸康裕と対戦し、反則負けを喫しました。8月10日にはGlory 56でクアド・タラナキに判定勝ち。11月2日にはGlory 61でケビン・ヴァン・ノーストランドに判定負けを喫しました。

2019年3月9日、Glory 64でアレクセイ・ウリアノフに判定負け。10月12日には、Glory 69でアルビ・エミエフに判定勝ち。12月21日には、Glory Collision 2でモハメド・ジャラヤに判定勝ちを収めました。

総合格闘技の挑戦

2017年5月27日、World Fighting League MMAで、アンディ・サワーと総合格闘技ルールで対戦し、3Rに腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫しました。この試合は、当初サワーの対戦相手がルネ・ウルフラムでしたが、ウルフラムの欠場により急遽マサロが代打出場することになりました。

獲得タイトル

マサロ・グランダーは、数々のタイトルを獲得しています。その中には、King of Kings -65kg世界王者、W5 -72.5kg世界王者、W5 -72.5kgヨーロッパ王者、Wolves -63kgヨーロッパ王者などがあります。

人物

マサロ・グランダーの父は、PRIDE 武士道 -其の壱-にも出場経験のある格闘家、ロドニー・ファベイラス（ロドニー・グランダー）です。

マサロ・グランダーは、キックボクシングのリングで数々の強豪と戦い、その実力を証明してきました。今後も彼の活躍から目が離せません。

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