マザー・グース (日本の音楽グループ)
マザー・グースは、1970年代に活動した日本の3人組女性グループです。メンバーは、金田真由美（ヴォーカル、サイドギター）、京田由美子（ヴォーカル、リードギター）、高田幸枝（ヴォーカル、ハーモニカ、パーカッション）の3人で、全員が石川県金沢市出身です。
グループは、金沢市内の中学校から高校にかけて知り合った3人が、高校3年生の終わりに「キャンパス」という名前で歌い始めたのが始まりです。当初から、金沢市内のレコード店や北国講堂で行われた地元アマチュアバンドの定期コンサートなどで自作曲を演奏していました。
1975年6月には、自主制作シングル「インディアン・ケイティの唄」を発売。この曲を聴いた東芝EMI（当時）の新人ディレクター、芥川澄夫が彼女たちの才能に注目します。芥川は“トワ・エ・モワ”解散後、東芝EMIの制作担当になったばかりで、自ら手がける新人アーティストを探していました。彼のアイデアによってグループ名を「マザー・グース」に改名し、1976年7月にシングル「とんでるルーシー」で全国デビューを果たしました。同年9月にはデビューアルバム『インディアン・サマー』をリリース。吉川忠英とラスト・ショーによるアレンジと演奏をバックに、透明感のあるボーカルとコーラスを披露しました。
デビュー当時、マザー・グースはライブで、尾崎亜美、北川トミ、ケメ、アルフィー、ウィークエンドなど、多くのアーティストと共演しています。1977年6月にはセカンドアルバム『パノラマ・ハウス』を発表。ここでも吉川忠英とラスト・ショーとの息の合ったコラボレーションが聴かれましたが、商業的な成功には至りませんでした。
同年11月には、アルバム収録曲だった「貿易風にさらされて」と「マリン・ブルー」を山下達郎の編曲・プロデュースでリメイクし、シングルリリースしました。山下は、マザー・グースのライブを観た後、彼女たちの才能に感銘を受け、プロデュースを快諾したそうです。また、マザー・グースの音楽出版を管理していたPMPも、彼女たちのソングライティングセンスを高く評価し、「貿易風にさらされて」の海外売り込み用英語バージョンをアメリカ人シンガーを使ってデモレコーディングしています。
シングル発表後、尾崎亜美のルイード公演やFM番組へのゲスト出演などのプロモーション活動も行いましたが、1978年に解散しました。サードアルバムのレコーディングも計画されていましたが、実現には至りませんでした。
彼女たちの音楽は、フォークソングをベースに、透明感のあるコーラスと、3人それぞれの個性が際立つ楽曲が特徴です。わずか3年間の活動でしたが、その音楽性は高く評価され、後世のアーティストにも影響を与えています。
メンバーの詳細
金田真由美（かねだ まゆみ）：1957年2月13日生まれ。ヴォーカル、サイドギター担当。愛称はマミ。趣味は犬のチロと遊ぶこと。
京田由美子（きょうだ ゆみこ）：1956年8月28日生まれ。ヴォーカル、リードギター担当。愛称はユミ。趣味はUFOに関する本を読むことで、UFOの存在を信じている。
高田幸枝（たかだ さちえ）：1956年12月15日生まれ。ヴォーカル、ハーモニカ、パーカッション担当。愛称はタカダー!!。趣味は食べること、バレーボール、軟式野球（町内会チーム）
ディスコグラフィー
シングル
インディアンケイティの歌 ⁄ 季節はずれの雲（1975年6月30日）- FOUND CITY V-1001 ※“キャンパス”名義による自主制作盤
とんでるルーシー（1976年7月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10013
とんでるルーシー（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：瀬尾一三）※シングル・ヴァージョン
メイフラワー号（作詞・作曲：高田幸枝 ⁄ 編曲：瀬尾一三）※シングル・ヴァージョン
ミュージシャンをやっつけろ!（1976年）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10112
ミュージシャンをやっつけろ!（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英とラスト・ショー）
男たちのアリバイ（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英とラスト・ショー）
COOL（クール）（1977年3月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10175
COOL（クール）（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英）
ついてない女（作詞・作曲：高田幸枝 ⁄ 編曲：吉川忠英）
貿易風にさらされて / マリン・ブルー（1977年11月20日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10342
貿易風にさらされて（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲・プロデュース：山下達郎）
マリン・ブルー（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲・プロデュース：山下達郎）
アルバム
インディアン・サマー（1976年9月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-72200
編曲、演奏は吉川忠英とラスト・ショー
パノラマ・ハウス（1977年6月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-72249
松任谷由実がジャケット・イラストと推薦コメントを提供
グループは、金沢市内の中学校から高校にかけて知り合った3人が、高校3年生の終わりに「キャンパス」という名前で歌い始めたのが始まりです。当初から、金沢市内のレコード店や北国講堂で行われた地元アマチュアバンドの定期コンサートなどで自作曲を演奏していました。
1975年6月には、自主制作シングル「インディアン・ケイティの唄」を発売。この曲を聴いた東芝EMI（当時）の新人ディレクター、芥川澄夫が彼女たちの才能に注目します。芥川は“トワ・エ・モワ”解散後、東芝EMIの制作担当になったばかりで、自ら手がける新人アーティストを探していました。彼のアイデアによってグループ名を「マザー・グース」に改名し、1976年7月にシングル「とんでるルーシー」で全国デビューを果たしました。同年9月にはデビューアルバム『インディアン・サマー』をリリース。吉川忠英とラスト・ショーによるアレンジと演奏をバックに、透明感のあるボーカルとコーラスを披露しました。
デビュー当時、マザー・グースはライブで、尾崎亜美、北川トミ、ケメ、アルフィー、ウィークエンドなど、多くのアーティストと共演しています。1977年6月にはセカンドアルバム『パノラマ・ハウス』を発表。ここでも吉川忠英とラスト・ショーとの息の合ったコラボレーションが聴かれましたが、商業的な成功には至りませんでした。
同年11月には、アルバム収録曲だった「貿易風にさらされて」と「マリン・ブルー」を山下達郎の編曲・プロデュースでリメイクし、シングルリリースしました。山下は、マザー・グースのライブを観た後、彼女たちの才能に感銘を受け、プロデュースを快諾したそうです。また、マザー・グースの音楽出版を管理していたPMPも、彼女たちのソングライティングセンスを高く評価し、「貿易風にさらされて」の海外売り込み用英語バージョンをアメリカ人シンガーを使ってデモレコーディングしています。
シングル発表後、尾崎亜美のルイード公演やFM番組へのゲスト出演などのプロモーション活動も行いましたが、1978年に解散しました。サードアルバムのレコーディングも計画されていましたが、実現には至りませんでした。
彼女たちの音楽は、フォークソングをベースに、透明感のあるコーラスと、3人それぞれの個性が際立つ楽曲が特徴です。わずか3年間の活動でしたが、その音楽性は高く評価され、後世のアーティストにも影響を与えています。
メンバーの詳細
金田真由美（かねだ まゆみ）：1957年2月13日生まれ。ヴォーカル、サイドギター担当。愛称はマミ。趣味は犬のチロと遊ぶこと。
京田由美子（きょうだ ゆみこ）：1956年8月28日生まれ。ヴォーカル、リードギター担当。愛称はユミ。趣味はUFOに関する本を読むことで、UFOの存在を信じている。
高田幸枝（たかだ さちえ）：1956年12月15日生まれ。ヴォーカル、ハーモニカ、パーカッション担当。愛称はタカダー!!。趣味は食べること、バレーボール、軟式野球（町内会チーム）
ディスコグラフィー
シングル
インディアンケイティの歌 ⁄ 季節はずれの雲（1975年6月30日）- FOUND CITY V-1001 ※“キャンパス”名義による自主制作盤
とんでるルーシー（1976年7月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10013
とんでるルーシー（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：瀬尾一三）※シングル・ヴァージョン
メイフラワー号（作詞・作曲：高田幸枝 ⁄ 編曲：瀬尾一三）※シングル・ヴァージョン
ミュージシャンをやっつけろ!（1976年）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10112
ミュージシャンをやっつけろ!（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英とラスト・ショー）
男たちのアリバイ（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英とラスト・ショー）
COOL（クール）（1977年3月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10175
COOL（クール）（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲：吉川忠英）
ついてない女（作詞・作曲：高田幸枝 ⁄ 編曲：吉川忠英）
貿易風にさらされて / マリン・ブルー（1977年11月20日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-10342
貿易風にさらされて（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲・プロデュース：山下達郎）
マリン・ブルー（作詞：金田真由美 ⁄ 作曲：京田由美子 ⁄ 編曲・プロデュース：山下達郎）
アルバム
インディアン・サマー（1976年9月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-72200
編曲、演奏は吉川忠英とラスト・ショー
パノラマ・ハウス（1977年6月5日）- EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI ETP-72249
松任谷由実がジャケット・イラストと推薦コメントを提供
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