トワ・エ・モワ

トワ・エ・モワ (Toi et Moi)

トワ・エ・モワは、1968年に結成された日本のフォークソングデュオで、数多くのヒット曲を世に送り出しました。デュオは元スクールメイツのメンバーである山室（現・白鳥）英美子と歌手を目指していた芥川澄夫の2人で構成されています。

結成とデビュー

1968年末、トワ・エ・モワは山室と芥川の二人によって結成されました。彼らは渡辺プロダクション（現ワタナベエンターテインメント）に所属し、1969年5月に「或る日突然」でデビューを果たします。この曲は大ヒットを記録し、その後の活動に弾みをつけることとなりました。

ヒット曲と音楽スタイル

トワ・エ・モワの代表作には「空よ」「虹と雪のバラード」「誰もいない海」「初恋の人に似ている」「地球は回るよ」「愛の泉」などがあります。特に「虹と雪のバラード」は1972年の札幌オリンピックのテーマ曲としても知られ、日本放送協会の『あなたのメロディー』からも多くの楽曲が生まれました。この時期、トワ・エ・モワは和製ラウンジ系ポップの先駆者として、日本の音楽シーンに多大な影響を与えました。

一般的にはフォークシンガーとして 받아たれることもありましたが、実際には彼らの音楽はフォーク調の楽曲は少なく、非常に多様なスタイルを持っています。この点では、同時期に活動していたハイ・ファイ・セットとも似ている部分があります。

解散と再結成

トワ・エ・モワは1973年6月に一旦解散しましたが、1985年3月には『あなたのメロディー』の最終回において限定的に再結成を果たしています。さらに、解散から25年後の1997年8月には『思い出のメロディー』に出演し、「虹と雪のバラード」を披露することで再び注目を集めました。この出演がきっかけとなり、翌年の1998年には長野冬季オリンピックの記念イベントに出演するなど、本格的に音楽活動を再開しました。

メンバーの経歴とデュオ形成

トワ・エ・モワのメンバーは、元々はソロで活動していた二人です。事務所は二人のソロ活動に対し「ソロでは線が細い」と判断し、強制的にデュオとして活動を始めさせました。最初は難色を示していた二人も、デュオとしての活動が結果的に各自のソロキャリアへの道を開くこととなったのです。

ディスコグラフィー

シングル

トワ・エ・モワは約3か月ごとに新しいシングルをリリースしており、年間1枚のペースで大ヒット曲を誕生させました。

アルバム

彼らのアルバムにはオリジナル・アルバム、カバー・アルバム、セルフカバー・アルバム、ライブ・アルバム、コラボレーション・アルバム、ベスト・アルバム、そしてCD-BOXなど、多彩な作品が含まれています。また、彼らの楽曲は『みんなのうた』などにも使用され、その幅広い魅力を見せつけています。

NHK紅白歌合戦とその後

トワ・エ・モワはNHK紅白歌合戦にも出場した実績があり、そのステージでのパフォーマンスは多くの人々に感動を与えました。

まとめ

トワ・エ・モワは、日本の音楽シーンにおいて重要な位置を占めるデュオです。彼らの楽曲は今もなお多くの人々に親しまれ、その活動は数十年にわたる音楽の旅を語り継いでいます。今後の彼らの活動にも注目が集まります。

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