マシュー・ライアン

マシュー・デヴィッド・ライアン

マシュー・デヴィッド・ライアンは、1992年4月8日にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州プランプトンで生まれたサッカー選手です。彼は現在ゴールキーパーとしてASローマに所属し、オーストラリア代表でも活躍しています。ライアンのキャリアは、地元クラブから始まり、数々のクラブで経験を積むことで飛躍してきました。

経歴

クラブキャリア

ライアンはプランプトンおよびオークハーストSCでサッカーを始めました。その後、ニューサウスウェールズ州リーグのブラックタウン・シティFCの下部組織に入団し、そこで彼のサッカー技術が磨かれました。彼はその後、セントラルコースト・マリナーズFCに移籍し、2010-11シーズンにはトップチームに昇格してくることになります。

初のプロシーズンでは、彼は控えとして経験を積んでいましたが、正GKの負傷により急遽スタメンに抜擢されました。2010年のシーズンでは、Aリーグデビューを果たし、初出場の試合では苦戦するも、その後はしっかりと安定したパフォーマンスを見せ、アーノルド監督からも高い評価を受けました。このデビューシーズンで、彼は計12試合のクリーンシートを達成し、最優秀若手選手賞を受賞しました。翌シーズンも同じく若手選手賞を獲得し、ますます注目を集める存在となりました。

欧州挑戦

2013年にはベルギー1部リーグのクラブ・ブルッヘに移籍し、そこでの初年度にはベルギーリーグの最優秀GKに選ばれるなど、着実にキャリアを伸ばしていきました。その後、2017年にはイングランドのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと契約し、正GKとして定着。2021年にはアーセナルFCにローン移籍し、ここでも試合に出場しました。

2021年7月にはレアル・ソシエダと契約を結びましたが、出場機会が限られ、2022年にはFCコペンハーゲンに完全移籍、そして2023年にはAZアルクマールに移籍しました。そして2024年にはASローマへの加入が発表され、彼のキャリアはさらに進化を遂げています。

代表経歴

ライアンは、ロンドンオリンピックのアジア予選でU-23代表の一員としてデビュー。その後、オーストラリア代表としても活動を続けており、2012年2月に正式にA代表に初招集されると、同年12月には北朝鮮戦で代表デビューを果たしました。彼は2014 FIFAワールドカップ、AFCアジアカップ2015（優勝）、2018 FIFAワールドカップ、2022 FIFAワールドカップ（ベスト16出場）など、数多くの国際大会に参加してきました。

タイトルと評価

ライアンは、個人賞としても多くの業績を持っています。特にAFCアジアカップの最優秀GK賞（2015）や、Aリーグでの最優秀若手選手賞（2010-11、2011-12年）など、数々のタイトルを獲得してきました。また、クラブでも複数のタイトルを手にするなど、そのスキルと才能は国内外で高く評価されています。

現在の活動

現在、ライアンはASローマでプレーしていますが、彼は新たな挑戦を続けながら、セービング技術や指導能力を磨いています。彼のサッカーに対する情熱は衰えず、今後の活躍に期待が寄せられています。

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