マジェスティック・プリンセス

マジェスティック・プリンセス：アジアを舞台に活躍する豪華客船

2017年、プリンセス・クルーズのロイヤルクラスに仲間入りした『マジェスティック・プリンセス』は、同社最大級の客船として知られています。中国市場を意識した建造がなされており、船内には中国のお客様に人気の高いヌードルバーやカラオケルームなどの設備が充実しており、他のロイヤルクラス客船とは異なる特徴を持っています。

就航から現在までの航路と歴史

地中海アドリア海での処女航海を経て、2017年7月からは上海を拠点としたクルーズを開始しました。同年7月3日には、日本への初寄港として横浜港に入港しています。その後は、台湾基隆港を拠点とした運航も行い、日本の各地への寄港クルーズも実施していました。2018年から2019年にかけては、オーストラリアでもクルーズを提供していました。今後の計画としては、同型船による日本発着クルーズの検討もされています。

中国市場への対応と充実した船内設備

『マジェスティック・プリンセス』は、中国のお客様に快適なクルーズ体験を提供するために、船内設備やサービスにおいて特別な配慮がなされています。一般的なクルーズ船では見られないような、中国のお客様の嗜好に合わせたユニークな施設が多数用意されている点が特徴です。これらの設備は、中国文化への理解と、最高のホスピタリティを提供したいという船会社の強い意志の表れと言えるでしょう。

2022年のコロナウイルス感染拡大と影響

2022年11月中旬、ニュージーランドを巡る12日間のクルーズ中に、乗客と乗員合わせて800名以上が新型コロナウイルスに感染する事態が発生しました。このため、同船はシドニー港に停泊し、感染拡大防止対策が取られました。この出来事は、世界的なパンデミックがクルーズ業界に与えた影響の大きさを改めて示す事例となりました。

同型船と今後の展望

『マジェスティック・プリンセス』は、ロイヤル・プリンセスとリーガル・プリンセスという同型船を有します。これらの客船は、それぞれ独自の航路で運航されており、プリンセス・クルーズのグローバル展開を支えています。将来的には、日本発着クルーズを含む新たな航路の開設や、更なるサービスの充実が期待されています。

まとめ

『マジェスティック・プリンセス』は、その豪華な設備と充実したサービス、そしてアジアを中心としたグローバルな航路により、多くのクルーズ愛好家から高い評価を得ています。2022年のコロナウイルス感染拡大の影響もありましたが、今後も世界中の海を舞台に、多くの乗客に忘れられないクルーズ体験を提供し続けることでしょう。今後の展開にも注目が集まります。

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