マックス・アンガー

マックス・アンガーは、1986年4月14日にハワイ島カイルア・コナで生まれ、アメリカンフットボール界で輝かしい足跡を残した元選手です。主にセンターのポジションで、NFLのシアトル・シーホークスとニューオーリンズ・セインツに所属していました。

プロ入り前

高校時代には、2002年に州のセカンドチームに選出されるなど、早くからその才能を発揮していました。

オレゴン大学に進学後、1年次の2005年にはQBのブラインドサイドとなる左タックルとして12試合に先発出場し、フレッシュマンのオールアメリカンファーストチームに選ばれました。この年、チームは前年のパシフィック・テン・カンファレンスでワーストとなる41被サックから、カンファレンス3位の20サックにまで改善しました。その後も、2年次の2006年には全13試合に先発出場し、カンファレンスのセカンドチームに選ばれ、3年次の2007年には左タックルからセンターにコンバートされ、13試合に先発出場、カンファレンスのファーストチームに選ばれるとともに、スポーツ・イラストレイテッドからオールアメリカンファーストチームに選出されました。4年次の2008年にもセンターとして11試合に先発するなど、全13試合に先発し、カンファレンスのファーストチームに選ばれるとともに、プロフットボール・ウィークリー、スポーツ・イラストレイテッド、Rivals.com からオールアメリカンに選ばれるなど、大学時代から高い評価を得ていました。

シアトル・シーホークス

2009年のNFLドラフトでは、その年のガードの中でナンバーワンのプロスペクトと期待され、オレゴン大学の選手としては、1972年のトム・ドラウガス以来の高い指名順位となるドラフト2巡全体49位でシアトル・シーホークスに指名されました。同年7月29日には、4年300万ドル以上の契約を結び、プレシーズン終了後には、ジム・モーラヘッドコーチからマンスフィールド・ロットに代わって右ガードとして先発で起用されることが発表されました。

彼は1992年のレイ・ロバーツ以来となる全16試合に先発出場した新人選手となり、開幕から13試合でガード、残り3試合でセンターを務めました。2010年9月12日のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦で右ガードとして先発出場しましたが、その試合でシーズン絶望となる重傷を負い、9月14日に故障者リスト入りしました。2011年には15試合で先発出場し、この年、マーショーン・リンチがシーホークスの選手としては2005年以来となる1,000ヤードラッシャーとなりました。2012年には、NFLのセンターのトップ5に入る評価を受け、4年間最大2400万ドルの契約延長を果たし、AP通信よりオールプロファーストチームに選ばれるとともに、プロボウルの先発選手にも選出されました。

2013年、シーホークスは第48回スーパーボウルに進出しました。このシーズン、彼は第8週からゲン担ぎでヒゲを剃らずに伸ばしていました。

ニューオーリンズ・セインツ

2015年3月10日、ジミー・グラハムとのトレードで、ニューオーリンズ・セインツに移籍しました。セインツでは、2018年にプロボウルに選出され、その実力を改めて証明しました。

2019年3月16日、惜しまれつつも現役引退を表明しました。彼の卓越した技術とリーダーシップは、多くのファンやチームメイトから高く評価されています。

アンガーのNFLでの活躍は、オレゴン大学での輝かしいキャリアと、シーホークス、セインツでの貢献によって、アメリカンフットボール史にその名を刻んでいます。

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