マックス・カスティーヨ (野球)

マキシモ・アルバート・カスティーヨ：若きベネズエラ投手の軌跡

マキシモ・アルバート・カスティーヨは、1999年5月4日、ベネズエラの首都カラカスに生まれました。右投げ右打ちの投手として、2015年にトロント・ブルージェイズとアマチュアFA契約を結び、プロ野球の世界に足を踏み入れました。

ブルージェイズ時代：マイナーリーグでの成長

プロ入り後は、ブルージェイズ傘下で着実に経験を積みました。ドミニカン・サマーリーグ、ガルフ・コーストリーグ、ブルーフィールドと下位リーグでプレーし、レベルアップを図ります。2018年にはA級ランシング・ラグナッツ、2019年にはA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレー。さらにはAAA級バッファロー・バイソンズへの昇格も経験しました。2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響でシーズンが中断されたため、公式戦出場はありませんでした。2021年には、A+級バンクーバー・カナディアンズとAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、着実にメジャー昇格を目指しました。

そして2022年、カスティーヨはついにメジャーリーグの舞台にデビューします。開幕はAAA級で迎えましたが、6月19日、ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初登板を果たしました。その後マイナーリーグに戻りましたが、先発投手の故障により7月7日に再昇格。同日のシアトル・マリナーズ戦ではメジャー初先発という栄誉にも輝きました。

ロイヤルズ、レッドソックス、フィリーズと渡り歩く

2022年8月2日、カスティーヨはウィット・メリフィールドとのトレードでカンザスシティ・ロイヤルズに移籍。しかし、2023年オフにはDFA(指名解雇)となり、チームを離れました。

2024年1月2日、ウェイバーを経てボストン・レッドソックスに移籍しますが、これは長くは続きませんでした。2月7日にはフィラデルフィア・フィリーズに移籍することとなります。

フィリーズ傘下では、3月19日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスに配属されましたが、8月12日には再びDFAとなりました。

国際舞台での活躍と今後の展望

オフシーズンには、母国ベネズエラのウィンターリーグであるカルデナレス・デ・ララでプレー。さらに、2024WBSCプレミア12のベネズエラ代表にも選出され、国際舞台でもその才能を披露しました。

メジャーリーグで先発ローテーションの一角を担うことを目指し、マイナーリーグで経験を積み重ね、メジャーリーグで結果を残すため、日々努力を続けています。今後の活躍に期待がかかります。

詳細情報

年度別投手成績 (2024年シーズン終了時点)
年度別守備成績 (2023年シーズン終了時点)
背番号：60 (2022年 - 2023年)

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 C

外部リンク

* 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)

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