マット・ジョイス

マット・ジョイス：波瀾万丈なキャリアを歩んだ元メジャーリーガー

マシュー・ライアン・ジョイス（Matt Joyce）は、1984年生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身の元プロ野球選手です。右投左打の外野手として、MLBで長きにわたり活躍しました。愛称はDJ・SS。

プロ入りとタイガース時代

2005年のMLBドラフトでデトロイト・タイガースから指名を受けプロ入り。A-級、A級で順調に経験を積みます。2008年5月にはメジャーデビューを果たし、92試合に出場。打率.252、12本塁打を記録し、将来を期待される若手として注目を集めました。

レイズ時代

2008年オフにタンパベイ・レイズへ移籍。2011年には自身初となるオールスターゲームに選出されるなど、着実にチームに貢献しました。2014年までレイズでプレーし、主力打者として活躍しました。

転機と苦悩

2014年オフにロサンゼルス・エンゼルスへ移籍しますが、2015年は打撃不振に苦しみ、出場機会も減少。その後、ピッツバーグ・パイレーツ、オークランド・アスレチックスなど、複数の球団を渡り歩きました。

晩年と引退

クリーブランド・インディアンス、サンフランシスコ・ジャイアンツとの契約を経て、2019年はアトランタ・ブレーブスでプレー。2020年はマイアミ・マーリンズ、2021年はフィラデルフィア・フィリーズと、短期間での移籍が続きました。2022年はMLBの球団からのオファーはなく、独立リーグからのオファーのみだったため、2023年のMLB復帰も視野に入れていましたが、2022年8月に現役引退を表明しました。

引退後

引退後は、2023年からバリー・スポーツ・サンで古巣レイズの野球解説者を務めています。

プレースタイル

ジョイスは、長打力が魅力の左打ちの外野手でした。選球眼が良く、四球を多く選ぶ点も特徴でした。守備では、主に右翼手を務めていました。

成績と記録

オールスターゲーム選出：1回（2011年）
シーズン代打四球：21（2016年、歴代1位）

背番号

20（2008年 - 2015年）
17（2016年）
23（2017年 - 2018年）
14（2019年）
* 7（2020年 - 2021年）

マット・ジョイスは、そのキャリアを通して、様々なチームでプレーし、多くのファンに愛された選手でした。引退後は解説者として、野球界に貢献しています。

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