マシュー・J・ソーントン(Matthew J. "Matt" Thornton)
基本情報
経歴
プロ入り前
ソーントンは、1995年のMLBドラフトで
デトロイト・タイガースに27巡目(全体742位)で指名されるも、契約せずにグランドバレー州立大学へ進学しました。
プロ入りとマリナーズ時代
1998年、彼は
シアトル・マリナーズから1巡目(全体22位)で指名され、プロ選手としての道を歩み始めました。彼は2001年に
カリフォルニアリーグの最優秀
投手に選出されますが、2002年には肘を痛め、
トミー・ジョン手術を受けることになります。2003年は8試合の
登板にとどまりましたが、2004年にはAAA級タコマ・レイニアーズでの開幕を経て、メジャーリーグへ昇格。
リリーフとしての役割でメジャーデビューを果たしました。2005年、その年は55試合に
登板し、メジャーでの地位を確立しました。
ホワイトソックス時代
2006年、ソーントンは
シカゴ・ホワイトソックスに移籍し、
投手コーチの指導の下、制球力を向上させました。2007年には不安定な成績を残しましたが、2008年には
防御率を2.67に改善。さらに、2009年には
アメリカ合衆国代表として第2回
ワールド・ベースボール・クラシックに出場。彼の速球は153 - 156km/hに達し、成績も向上し続けました。2010年には81奪
三振を記録し、素晴らしい成績でシーズンを終えました。
レッドソックス時代
2013年、ソーントンはボストン・レッドソックスに
トレードされましたが、オフにはFAとして市場に出ることになります。
ヤンキース時代
2013年末に
ニューヨーク・ヤンキースと契約。開幕後は46試合に
登板しましたが、成績は若干の不安定さを見せました。
ナショナルズ時代
2014年には
ワシントン・ナショナルズに移籍し、18試合に
登板。
防御率は1.75という好成績を残しました。2015年は60試合に
登板し、再び好成績を収めました。
パドレス時代
2016年、
サンディエゴ・パドレスと契約を結びましたが、健康上の問題により活動が制限されました。11月には現役引退を表明し、通算748試合の
登板を果たしました。
投球スタイル
ソーントンは155km/hを超える速球とスライダーを武器にしたパワーピッチャーで、かつては制球力に課題を抱えていましたが、徐々にそれを克服しました。
詳細情報
年度別投球成績
獲得タイトル・表彰・記録
これまでの投球成績を振り返ると、彼は
投手としての素晴らしいキャリアを築き上げてきました。