マット・ダーモディ

マシュー・ダーモディ：波乱万丈な野球人生とSNSでの発言

マシュー・フィリップ・ダーモディ（Matthew Phillip Dermody, 1990年7月4日 - ）は、アメリカ合衆国アイオワ州出身のプロ野球選手（投手）です。左投右打で、現在はフリーエージェント（FA）となっています。

プロ入り前

ダーモディは、MLBドラフトで複数回指名を受けながらも、アイオワ大学に進学。2013年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから指名され、プロの道へ進みました。

ブルージェイズ時代

ルーキーリーグから着実にステップアップし、2016年にはメジャーデビューを果たしました。しかし、その後はマイナーリーグでのプレーが中心となり、トミー・ジョン手術も経験するなど、苦難の時期を過ごしました。

独立リーグ、そしてカブスへ

独立リーグでの好成績が評価され、2020年にはシカゴ・カブスとマイナー契約。再びメジャーの舞台に立つも、短期間でFAとなりました。

埼玉西武ライオンズ時代

2021年には、埼玉西武ライオンズに入団し、日本球界に挑戦しました。COVID-19の影響で来日が遅れるも、先発ローテーションの一角として活躍。しかし、安定した成績を残すことはできず、1年で自由契約となりました。

カブス復帰、そしてKBOリーグへ

2022年には、古巣カブスとマイナー契約。再びメジャー昇格を果たすも、1試合のみの登板で降格し、FAとなりました。その後、KBOリーグのNCダイノスと契約しましたが、1年で退団。

レッドソックス時代

2023年には、ボストン・レッドソックスとマイナー契約。メジャー契約を結び先発登板を果たしましたが、1試合でDFAとなり、再び自由契約となりました。

投球スタイル

ダーモディは、スライダーと速球（フォーシーム、ツーシーム）を軸に組み立てる投手です。

SNSでの発言とその後

ダーモディは、2021年に自身のツイッターでLGBTに対して差別的な発言を行い、批判を浴びました。その後、発言を謝罪し、反省の意を示しましたが、2023年にレッドソックスと契約した際にも、この問題が再浮上。プライドウィークエンドを前にDFAとなるなど、その影響は尾を引きました。

詳細情報

ダーモディの野球人生は、実力がありながらも、様々な要因が絡み合い、安定した活躍を続けることが難しいものでした。SNSでの過去の発言は、彼のキャリアに大きな影を落としています。今後の彼の動向に注目が集まります。

初記録（NPB）
初登板：2021年5月3日、対オリックス・バファローズ7回戦
初奪三振：同上、頓宮裕真から空振り三振
* 初打席：2021年5月27日、対広島東洋カープ1回戦

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