マット・ハージェス

マシュー・タイラー・ハージェス（Matthew Tyler Herges, 1970年4月1日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シャンペーン出身の元プロ野球選手（投手）、野球指導者。右投左打。

選手としてのキャリア

1992年、アマチュア・フリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約し、プロの道を歩み始めました。しかし、1994年から1995年にかけてのMLB史上最長のストライキの影響で、1995年のスプリングトレーニングに代替選手として参加したことが、選手会加入を遅らせる要因となりました。

1999年8月3日にメジャーデビューを果たし、2000年にはリリーフとして11勝、2001年には9勝を挙げるなど、才能を開花させました。

その後は、毎年のようにチームを移籍しながら、サンフランシスコ・ジャイアンツ在籍時の2004年には23セーブを記録。コロラド・ロッキーズでプレーした2007年にはワールドシリーズに出場するなど、貴重な経験を積みました。2009年を最後にメジャーでの登板はなく、2010年にカンザスシティ・ロイヤルズ傘下のAAA級オマハ・ロイヤルズで現役を引退しました。

特筆すべきは、ナショナルリーグ西地区の球団すべて（ドジャース、ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレス、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、コロラド・ロッキーズ）に在籍し、公式戦に出場した史上2人目の選手であることです。また、メジャーリーガー（外野手）であったトッド・ホランズワースとは義兄弟の関係にあります。

指導者としてのキャリア

引退後は指導者としての道を歩み始め、2011年から2017年までドジャース傘下のマイナーで投手コーチを務め、若手選手の育成に尽力しました。

2018年から2019年の2年間は、ジャイアンツでブルペンコーチを務め、チームを支えました。

2020年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスの投手コーチに就任し、2年間チームの投手陣を指導しました。

投球スタイル

シンカーとチェンジアップを主体とし、打者のタイミングをずらす投球を持ち味としていました。技巧派投手として、メジャーの舞台で活躍しました。

年度別投手成績

（年度別投手成績は省略）

背番号

49（1999年 - 2002年、2006年）
52（2003年 - 同年途中）
48（2003年途中 - 2005年途中）
31（2005年途中 - 同年終了）
34（2007年 - 2008年）
40（2009年 - 同年途中）
77（2009年途中 - 同年終了、2018年 - 2019年）
70（2020年 - 2021年）

もう一度検索