マット・マンタイ

マシュー・ブルース・マンタイ（Matthew Bruce Mantei、1973年7月7日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

プロ入りとメジャーデビュー

1991年のMLBドラフト25巡目（全体656位）でシアトル・マリナーズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、マリナーズでの出場機会はなく、1994年12月にはルール・ファイブ・ドラフトでフロリダ・マーリンズへ移籍。

1995年6月18日に念願のメジャーデビューを果たしました。当初は目立った活躍はできませんでしたが、1997年を故障で棒に振った後、1998年からはリリーフ投手としてメジャーに定着し、その才能を開花させ始めました。

ダイヤモンドバックス時代

1999年7月8日、ブラッド・ペニー、ブラディミール・ヌニェス、エイブラハム・ヌニェスとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。この移籍が、マンタイのキャリアにおけるハイライトとなりました。しかし、ダイヤモンドバックス移籍後も故障に悩まされることが多く、常に万全な状態とは言えませんでした。

それでも、2003年には29セーブを挙げ、クローザーとしてチームに大きく貢献。その速球と独特の投球フォームは、多くのファンを魅了しました。

レッドソックスと引退

2005年にはボストン・レッドソックスへ移籍しましたが、この年がメジャーでプレーした最後のシーズンとなりました。度重なる故障が、彼のキャリアを短くしてしまったことは否めません。

プレースタイル

マシュー・マンタイは、最速100マイル（約161キロ）を超える速球と、独特のクロスファイヤー投法が持ち味でした。その一方で、制球難に苦しむことも多く、安定感に欠ける面もありましたが、ハマった時の爆発力は目を見張るものがありました。

背番号

18（1995年 - 1996年）
33（1998年 - 1999年途中）
* 31（1999年途中 - 2005年）

まとめ

マシュー・マンタイは、故障に苦しみながらも、その圧倒的な球速で一時代を築いたリリーフ投手でした。短い全盛期ではありましたが、強烈なインパクトを残し、今でも多くのファンの記憶に残る選手です。

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