マッドハウス (シルバー・コンベンションのアルバム)

アルバム『マッドハウス』の紹介

『マッドハウス』（Madhouse）は、1970年代のユーロディスコシーンで輝いたシルバー・コンベンションによって制作されたコンセプト・アルバムです。このアルバムは、グループのボーカリストであるペニー・マクリーン、ラモナ・ヴルフ、ロンダ・ヒースの3名と、プロデューサー兼ソングライターのミヒャエル・クンツェ、シルヴェスター・リーヴァイの手によって生まれました。

この作品は以前のアルバムに比べ、よりファンキーなサウンドが特徴とされ、多くのディスコクラブで活躍を見せました。しかし、商業的には過去のヒット作には及ばず、『ビルボード』誌のブラック・アルバム・チャートでは最高46位にとどまりました。それでも、一定の成功を収め、多くのファンから親しまれました。後にいくつかの国では、iTunesでもリリースされたことが特徴的です。

評価

アメリカの音楽評論家アレックス・ヘンダーソンは、シルバー・コンベンションのアルバムの中で『銀河の妖精』が最も本質的な作品だとしつつも、『マッドハウス』もそれに次ぐ重要なアルバムとして評価しています。これは、音楽的なアプローチやテーマにおいても、シルバー・コンベンションの理念を色濃く反映した作品だからです。

トラックリスト

アルバム『マッドハウス』には、すべてステファン・プラガーとシルヴェスター・リーヴァイによる楽曲が収録されています。以下はトラックリストです。

Side One

1. マッドハウス / Madhouse
2. プラスティック・ピープル / Plastic People
3. ノット・ア・スロット・マシーン / I'm Not a Slot Machine
4. ファンシー・パーティ / Fancy Party

Side Two

5. ダンシング・イン・ジ・アイル / Dancing in the Aisle
6. トーキング・バウト・タブ / Everybody's Talking 'Bout Love
7. マジック・マウンテン / Magic Mountain
8. ミッドナイト・レディ / Midnight Lady
9. ランド・オブ・メイク・ビリーブ / Land of Make Believe
10. マッドハウス（フィナーレ） / Madhouse (Finale)

このアルバムは、当時のディスコサウンドを強く感じさせる楽曲が揃い、聴く者を魅了します。ダンスフロアの定番として今も愛され続けている楽曲が多く、音楽史における重要な一ページを飾るアルバムとなっています。シルバー・コンベンションのファンだけでなく、ディスコ・ミュージック全般を愛する人々にとって、ぜひ一度は耳にしてほしい作品です。

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