マティウス・バッソン

マティウス・バッソン

南アフリカ出身のプロフェッショナルラガーマン、マティウス・バッソンは、1995年6月9日にオウツフルンで生を受けました。彼は現在、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する三重ホンダヒートの重要な一員として活躍しています。グラウンド上ではプロップ（PR）というポジションを専門とし、スクラムの最前線でチームを支える役割を担っています。

プロフィール詳細

バッソン選手は、プロップとして理想的な体格を誇ります。身長は191センチメートル、体重は114キログラムと、その恵まれたフィジカルは、パワフルなプレーを可能にしています。この体格は、スクラムにおける推進力や、密集地帯でのボール争奪戦において大きなアドバンテージとなります。最前線で体を張り続けるプロップというポジションにおいて、彼の体格は大きな武器となっています。

母国南アフリカでのキャリア

日本へ渡る前、マティウス・バッソン選手は母国南アフリカでキャリアを築きました。彼はまず、国内の育成組織であるブルー・ブルズでプレーし、その後、国際的な舞台でも知られる強豪クラブ、ブルズへとステップアップしました。これらのクラブは、南アフリカ国内リーグやスーパーラグビーといったトップレベルの大会で経験を積む場であり、彼のスキルと戦術理解を高め、プロ選手としての基盤を確固たるものにしました。南アフリカのレベルの高い環境で培われた経験は、現在の彼のプレーに大きく活かされています。

日本での新たな挑戦

2020年、マティウス・バッソンは新たな挑戦の地として日本を選び、当時のHonda Heat（現在の三重ホンダヒート）に加入しました。これは、彼にとって初めての海外でのプレー経験であり、日本のラグビー界におけるキャリアの始まりとなりました。異文化、異環境への適応は容易ではなかったでしょうが、彼は着実にチームに溶け込み、実力を発揮する準備を進めました。日本のスピード感のあるラグビーへの対応や、チームメイトとの連携構築など、新たな環境での学びは多岐にわたったはずです。

待望の公式戦デビュー

日本のトップリーグが再編成され、ジャパンラグビーリーグワンとして新たなスタートを切った2022年。マティウス・バッソン選手は、この記念すべきシーズンの開幕戦で、ついに日本の公式戦のピッチに立ちました。2022年1月16日に行われたリーグワンの第1節、釜石シーウェイブスとの一戦で、彼はスターティングメンバーとして起用されました。この試合での先発出場は、彼にとって日本でのプロキャリアにおける大きな一歩となり、チームへの貢献を具体的に示す機会となりました。以降、彼はチームのプロップとして、スクラムやブレイクダウンといった局面でその強靭なフィジカルと経験を発揮し、三重ホンダヒートの戦術において不可欠な存在となっています。彼の安定したセットプレーは、チームの攻撃を支える重要な要素です。

今後の展望

三重ホンダヒートのプロップとして、マティウス・バッソン選手に寄せられる期待は大きいと言えます。特に、スクラムの安定はチームの攻撃の起点となるため、彼の役割は極めて重要です。南アフリカ仕込みのパワーとテクニックで、日本のラグビーファンを魅了し、チームの勝利に貢献していくことでしょう。彼の今後のさらなる活躍から目が離せません。日本での経験を重ねることで、さらに成長していく姿が期待されます。

もう一度検索