マテリアル・クライシス

マテリアル・クライシス

『マテリアル・クライシス』は、仁木健先生によって執筆された日本のライトノベル作品です。イラストは瑚澄遊智先生が担当し、角川スニーカー文庫から全3巻が刊行されました。本作は、第7回スニーカー大賞で奨励賞を受賞しています。

あらすじ

物語の舞台は、科学技術が高度に発展し、誰もが手軽に魔法を使えるようになった近未来の日本。そんな世界で、特殊なテロ犯罪に対抗するため、魔術捜査官である時野和宏と、新米捜査官である中学生の松永こころがコンビを組んで活躍します。

登場人物

時野和宏

潜在能力を秘めているものの、どこか頼りない魔術捜査官。ルックスは悪くない。

松永心

新米の魔術捜査官。童顔で小柄なため、ポニーテールの髪型も相まって中学生にしか見えません。無意識のうちに魔法を発動させてしまい、髪が勝手に動くことから「しっぽ」というあだ名で呼ばれています。髪を下ろすと印象が大きく変わりますが、気を抜くと無意識魔法で髪がホラー映画のように動き出してしまうことも。

戸田弓子

和宏の義理の姉。

赤い風

テロを請け負う人物。第一巻に登場。

用語解説

魔術（マナ）

魔術製品（プロダクト）

総合魔術理論に基づいて開発された製品。これによって、誰もが魔術を使用することが可能になりました。

魔術捜査官

魔術を駆使して高度な犯罪に対抗する専門家。

総合魔術理論

科学的なアプローチによる魔術の体系。

評価

第7回スニーカー大賞では、受賞時のタイトル「魔術都市に吹く赤い風」として奨励賞を受賞。審査員を務めた、あかほりさとる先生、藤本ひとみ先生、水野良先生からは、以下の点が評価されました。

既刊情報

1. 『MISSION しっぽとテロリスト』 2003年5月30日発売、ISBN 4-04-429501-8
2. 『MISSION しっぽとコンピュータウイルス』 2003年10月31日発売、ISBN 4-04-429502-6
3. 『MISSION しっぽとパンドラの剣』 2004年3月31日発売、ISBN 4-04-429503-4

『マテリアル・クライシス』は、科学と魔法が織りなす世界観の中で、個性的なキャラクターたちが活躍する物語です。ぜひ手に取って、その魅力に触れてみてください。

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