マノエウ・レゼンデ・デ・マットス・カブラウ

マノエウ・レゼンデ・デ・マットス・カブラウ（Manoel Rezende de Mattos Cabral）、通称ネリーニョ（Nelinho）は、1950年7月26日生まれのブラジル出身の元サッカー選手です。

キャリア

1971年にアメリカFCでプロデビューを果たし、その後、ブラジル国内外の複数のクラブを渡り歩きました。1973年、クルゼイロECへ移籍し、ここで8年間に渡り中心選手として活躍しました。クルゼイロEC退団後は、アトレチコ・ミネイロに5年間在籍し、現役を引退しました。

ブラジル代表として

ネリーニョは、ブラジル代表としても21試合に出場しました。1978 FIFAワールドカップでは、右サイドバックのレギュラーとして全試合に出場し、その実力を世界に示しました。特に、3位決定戦のイタリア戦では、当時世界最高のGKと謳われたディノ・ゾフを相手に、強烈なシュートを叩き込み同点ゴールを奪うなど、記憶に残る活躍を見せました。彼の正確無比な右足から繰り出されるシュートは、相手にとって脅威でした。

プレースタイル

ネリーニョは、卓越した身体能力と戦術眼を持ち合わせた右サイドバックでした。特に、攻撃的なスタイルが特徴で、正確なクロスと強烈なシュートで多くのチャンスを演出しました。また、ディフェンス面においても、献身的なプレーでチームに貢献しました。そのプレースタイルは、現代サッカーにおける攻撃的サイドバックの先駆けとも言えるでしょう。

引退後

引退後は、サッカー指導者や解説者として活動しています。彼のサッカーに対する情熱と知識は、多くの人々に影響を与えています。

ネリーニョは、その輝かしい実績と記憶に残るプレーで、ブラジルサッカー史に名を刻む名選手として、今もなお多くのファンに愛されています。

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