ママドゥ・サコー

ママドゥ・サコー

ママドゥ・サコー（Mamadou Sakho）は、1990年2月13日生まれのフランス出身のプロサッカー選手です。彼は主にディフェンダーとして知られ、セネガルにルーツを持つため、両国からの期待が寄せられています。

経歴

クラブキャリア

サコーは、2002年にパリ・サンジェルマンFCの育成部門に加入しました。彼のプロデビューは2007年2月14日に行われたUEFAカップのAEKアテネ戦で、当時17歳でした。その後、同年10月20日のヴァランシエンヌFC戦でリーグ・アンデビューを果たします。2009-10シーズンには、サコーはレギュラーとして32試合に出場し、次のシーズンでは31試合に出場して4得点を記録しました。この活躍により、リーグ・アン年間最優秀若手選手とベストイレブンに選出されました。

ところが、2011-12シーズンには、彼が主将としてチームを牽引する一方で、大型補強が続いたことで出場機会が減少。特に、クロード・マケレレの引退や新監督カルロ・アンチェロッティの就任が彼のプレータイムに影響を与えました。2012-13シーズンには、チアゴ・シウバの加入により更に競争が激化し、サコーは移籍を希望しました。

2013年9月1日、リヴァプールFCへの移籍が正式に決定。イングランドでのキャリアをスタートさせました。2016年4月にはUEFAヨーロッパリーグのドーピング検査に関連した問題が報じられましたが、その後の再検査では禁止薬物は発見されず、処分が解除されました。

サコーは2016-17シーズンに向けたプレシーズン中にトレーニングに遅刻したため、クロップ監督によってリザーブチームに降格されました。この時は、サッカー人生における厳しい試練となりましたが、2017年1月31日にクリスタル・パレスFCにレンタル移籍。その後、ミドルズブラFC戦でデビューを果たし、チームの無失点に貢献、プレミアリーグの月間最優秀選手にもノミネートされました。その後も活躍を続け、多くの試合でチームを勝利に導きました。

2021年7月には、モンペリエHSCと3年契約を結び、フランスリーグに戻ることになりました。

代表経歴

サコーは、U-17フランス代表としてUEFA U-17欧州選手権やFIFA U-17ワールドカップに出場を果たしました。A代表としての第一歩は、2010年9月4日のUEFA EURO 2012予選でのベラルーシ戦でした。11月のイングランド戦で初出場を記録し、2013年のワールドカップ予選では代表初得点を挙げ、フランスのブラジルワールドカップ出場をサポートしました。しかし、2018年のロシアワールドカップでは残念ながら本大会への出場は果たせませんでした。

タイトル

クラブタイトル

• - パリ・サンジェルマンFC

- リーグ・アン：1回 (2012-13)
- クープ・ドゥ・ラ・リーグ：1回 (2007-08)
- クープ・ドゥ・フランス：1回 (2009-10)
- トロフェ・デ・シャンピオン：1回 (2013)

個人タイトル

• - リーグ・アン年間最優秀若手選手：1回 (2010-11)
• - リーグ・アンベストイレブン：1回 (2010-11)

ママドゥ・サコーはそのキャリアを通じて、数々のハードルを乗り越え、国内外での活躍を通じてファンの心を掴んできました。サッカー界における彼の存在感は今後も期待されます。

もう一度検索