マリア・ペレス・ディアス(María Pérez Díaz、
1989年2月1日 - )は、
プエルトリコ出身の
柔道選手です。70kg級を主戦場とし、国際舞台で目覚ましい活躍を見せています。身長は167cm。
人物とキャリア
2011年の
パンアメリカン競技大会70kg級で3位入賞を果たすも、2012年のロンドンオリンピック出場は叶いませんでした。しかし、その後は着実に力をつけ、2016年には
グランプリ・サムスン、
グランプリ・アルマトイ、
グランプリ・ブダペスト、
グランドスラム・バクーでいずれも3位入賞を果たすなど、国際大会で安定した成績を残しました。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、2回戦でコロンビアのジュリ・アルベアルに敗れましたが、翌2017年の世界選手権では、世界ランキング29位ながら決勝に進出するという快挙を達成しました。決勝では
新井千鶴に敗れたものの、銀メダルを獲得。これは、1986年の世界選手権72kg超級で銅メダルを獲得したニルマリ・サンティーニ以来、31年ぶりに
プエルトリコ選手が世界選手権で獲得したメダルとなりました。
2018年の世界選手権では5位入賞。2021年7月に
日本武道館で開催された東京オリンピックでは、2回戦で再び
新井千鶴と対戦し、敗退しました。2023年のグランプリ・リンツでは、
プエルトリコ選手として初めてとなる
IJFワールド柔道ツアー優勝を飾りました。2024年4月22日時点のIJF世界ランキングは3558ポイント獲得で12位。
2024年7月に開催されたパリオリンピックでは、1回戦でガブリエラ・ウィレムスに敗れるという結果でした。
主な戦績
2010年 - ワールドカップ・マイアミ 優勝
2011年 -
パンアメリカン競技大会 3位
2012年 - ワールドカップ・ブエノスアイレス 優勝
2013年 -
グランプリ・マイアミ 3位
2014年 - パンナム選手権 3位
2016年 -
ヨーロッパオープン・ローマ 優勝
2016年 - グランプリ・サムスン 3位
2016年 - パンナム選手権 3位
2016年 - グランドスラム・バクー 3位
2016年 -
グランプリ・アルマトイ 3位
2016年 - グランプリ・ブダペスト 3位
2017年 - パンナムオープン・リマ 優勝
2017年 - 世界選手権 2位
2017年 - グランドスラム・東京 3位
2018年 - グランプリ・アガディール 2位
2018年 - 世界選手権 5位
2019年 - グランプリ・トビリシ 3位
2019年 - パンナム選手権 優勝
2019年 - パンアメリカン競技大会 3位
2020年 - パンナム選手権 2位
2022年 - ヨーロッパオープン・マドリード 2位
2022年 - グランドスラム・ブダペスト 3位
2023年 - グランプリ・リンツ 優勝
2023年 -
パンアメリカン競技大会 2位
2023年 - オセアニアオープン・パース 優勝
2024年 - グランプリ・リンツ 優勝
2024年 - パンアメリカン・オセアニア選手権 優勝
(出典: JudoInside.com)
外部リンク
マリア・ペレス - JudoInside.com のプロフィール(英語)