マリモ (不動産)

株式会社マリモ（MARIMO Co.,Ltd.）について

概要

株式会社マリモは、日本の不動産業界において長い歴史を持つ企業で、1913年に広島で設立され、最初は一級建築士事務所として活動を開始しました。1990年代以降、分譲マンション事業に注力し、特に「ポレスター」ブランドのマンションを全国で展開しています。地域を限定せず、首都圏や政令指定都市、さらには人口5万から30万人の地方都市にも積極的に進出しています。また、最近ではコンパクトマンションブランドの「ソルティア」も展開し、幅広いニーズに応えています。

事業内容

マリモは、開発、設計、販売の全プロセスを自社で行える体制を整えています。マリモは分譲マンションの販売にとどまらず、2014年からは収益不動産事業にも着手し、上場リートであるマリモ地方創生リート投資法人のスポンサーとしての役割も果たしています。さらに、国内外での事業を展開するため、異なる事業体をグループ会社として設立し、統合しています。

沿革

マリモは、1970年に設立された「株式会社アイ建築設計工務所」を前身として、1971年に一級建築設計事務所の登録を行い、宅地建物取引業を開始しました。1992年には「マンション事業化宣言」を発表し、1994年には社名を「株式会社マリモ」に変更しました。その後、2000年にポレスターシリーズの販売をスタートし、急速に成長。2005年には年間マンション発売戸数で業界12位、次年には7位となるなど、目覚ましい実績を残しています。

近年では、グループ成長戦略の一環として、多くの子会社を設立し、さらなる事業を展開。特に、イオンモール株式会社との資本業務提携は、国内不動産事業の強化を図る上で大きな意味を持っています。

ブランド展開

マリモの展開するブランドには、「ポレスター」、「グラディス」、「ソルティア」、「レスティス」など多様なラインナップがあり、それぞれのブランドが異なるターゲット層に応じた特徴を持っています。ポレスターはコアブランドとして、全国各地で人気を誇り、グラディスは高級志向の顧客向け、ソルティアはコンパクトな住まいを求める層に支持されており、レスティスはリノベーションマンションと位置付けられています。

地域と国際的展開

業界の成長を追求する中で、マリモは国際的な展開も行っています。中国やフィリピンに現地法人を設立し、さまざまな不動産プロジェクトを推進しています。特に、蘇州市におけるマンション開発や、フィリピンでのアフォーダブルハウジング事業などが注目されています。

未来への展望

2023年には、新しい経営方針を打ち出し、国内外での事業戦略を再編成しています。特に、環境への配慮やSDGsの達成をビジネスモデルに組み込む試みも行っています。今後もマリモは不動産業界の革新を目指し、新たな価値を提供していくことでしょう。

全国に拠点を持つマリモは、今後も多様なニーズに応えつつ、地域パートナーシップを強化しながら成長を続ける企業であり続けることが期待されます。

もう一度検索