マリンメッセ福岡

マリンメッセ福岡

マリンメッセ福岡（マリンメッセふくおか）は、福岡県福岡市博多区沖浜町に位置する市立のコンサートホールおよびコンベンションセンターです。運営は一般財団法人福岡コンベンションセンターが行っており、九州最大級のアリーナ施設として知られています。この施設は、1994年にオープンし、2021年には新たに「マリンメッセ福岡B館」が加わりました。

施設概要

マリンメッセ福岡は、1994年8月に開館。主にコンサートや展示会などで利用され、特にディズニー・オン・アイス福岡公演やさまざまなアーティストのライブイベントが行われています。A館のアリーナ面積は約8,000平方メートルに及び、最大15,000人を収容可能です。

近隣には国際ターミナルやクルーズセンター、その他の文化施設が集まっており、MICE（Meeting, Incentive, Convention, Exhibition）機能を強化するための施策が進められています。2019年10月には「マリンメッセ福岡」の名称が「マリンメッセ福岡A館」に改称され、それに伴い立体駐車場の供用も開始されました。

来歴

最初の大規模なイベントは2001年に開催された第9回世界水泳選手権であり、多くの選手が参加する国内外の大会での中心会場としても使用されました。2004年にはとびうめ国文祭の開会式やオープニングフェスティバルが実施され、地域文化の発展にも寄与しています。また、福岡市で毎年開催されていた金鷲旗高校柔道大会や玉竜旗高校剣道大会の会場としても利用されていました。近年では、2019年に男子バレーボールワールドカップの試合が開催されるなど、国際的なスポーツイベントの受け入れにも取り組んでいます。

施設の詳細

A館

地下2階、地上4階建てのA館は、元々「マリンメッセ福岡」と呼ばれていましたが、2019年の改称以降、A館として親しまれています。敷地面積は28,191平方メートル、延床面積は40,631平方メートルです。

B館

2021年には新たにA館に隣接する形でB館が開設されました。これは地上2階建てで、以前は駐車場があった場所に建設され、展示イベントや会議に利用されています。敷地面積は約17,600平方メートルで、延床面積は約11,300平方メートルです。

立体駐車場

2020年に供用を開始した立体駐車場は、福岡国際会議場に隣接し、交通利便性を向上させています。地上5階建てで約18,400平方メートルの延床面積を持ち、多くの訪問者に対応しています。

アクセス

マリンメッセ福岡へは、徒歩または公共交通機関を利用することが可能ですが、特に人気のイベント時は混雑するため、事前に移動手段を調べておくのが賢明です。

徒歩・鉄道

最寄りの駅は呉服町駅で、徒歩で約15分の距離です。中洲川端駅からは約18分、天神駅からは約25分、博多駅からは約30分かかるため、計画的に移動することをお勧めします。

バス

西鉄バスを利用する手段もあり、博多駅地区からのアクセスは88番やBRTを利用すると便利です。また、ブラックパンサーなどの特別便も運行されることがあります。特にイベントの際には多くの臨時便が出るため、チェックを忘れずに。

車

車でのアクセスは、都市高速を利用するのが便利で、東浜ランプからわずか3分で到着可能です。

結論

マリンメッセ福岡は、福岡市における重要な文化・イベント空間として、多様なイベントを支える役割を果たしています。地域の活性化や国際的な交流の促進に寄与し続けており、今後も多くの人々に利用されることでしょう。

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