マリー・ダグラス

マリー・ダグラス

プロフィール

マリー・ダグラス（Murray Douglas）は、1989年10月27日にスコットランドのカーコーディで生まれたラグビーユニオン選手です。

現在は、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに加盟する静岡ブルーレヴズに所属し、チームの主要な戦力として活躍しています。

彼の専門とするポジションはロック（LO）。ラインアウトでの競り合いやスクラムでの推進力、そしてフィールド全体でのパワフルなプレーが求められる、チームにとって重要な役割を担っています。

恵まれた体格の持ち主で、身長は198センチメートル、体重は115キログラムを誇ります。この大きな体躯を活かしたコンタクトプレーや空中戦は、彼の強みの一つです。

チームメイトや関係者からは「Muz（マズ）」というニックネームで親しまれています。

また、マリー・ダグラス選手の特筆すべき点は、ラグビー選手としてのキャリアと並行して、弁護士の資格を有していることです。アスリートとして高いレベルで競いながら、法律の専門家としての知識と資格を持つという、非常にユニークな経歴の持ち主でもあります。

経歴

マリー・ダグラス選手のラグビーキャリアは、母国スコットランドのクラブであるエディンバラでスタートしました。

その後、活躍の場を世界に求め、様々な国のトップレベルのチームで経験を積んでいきます。

オーストラリアではメルボルン・ライジングに所属し、ニュージーランドではノースランドとスーパーラグビーに参戦するハリケーンズでプレーしました。

再びスコットランドのエディンバラに戻ってプレーした後、再び南半球へ渡り、オーストラリアのスーパーラグビーチーム、ブランビーズに加入。これらのチームで培った経験は、彼を世界的レベルのロックへと成長させました。

そして2020年、彼は日本のラグビー界へ新たな挑戦の舞台を移します。

当時のヤマハ発動機ジュビロ（現在の静岡ブルーレヴズ）への加入が実現しました。日本でのプレーを選択したことは、彼のキャリアにおける重要な転機となりました。

日本でのプレー

日本での公式戦デビューは、加入から間もない2021年2月28日でした。

ジャパンラグビートップリーグ2021の第2節、リコーブラックラムズ（現 リコーブラックラムズ東京）戦に先発メンバーとして出場し、日本のファンにそのプレーを披露しました。

以降、静岡ブルーレヴズのロックとして、チームのスクラムやラインアウト、そしてディフェンスの要として貢献を続けています。

スコットランド、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本と、複数の国の異なるラグビースタイルを経験してきたマリー・ダグラス選手は、その豊富な知識と経験をチームに還元し、リーダーシップも発揮しています。

ラグビー選手としての卓越した能力に加え、弁護士資格を持つという異色のバックグラウンドは、彼の人間性や知性を示すものであり、フィールド内外で注目を集めています。静岡ブルーレヴズの重要な戦力として、今後の活躍が期待される選手です。

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