マリー＝クレール・レストゥー

マリー＝クレール・レストゥー（Marie-Claire Restoux）は、1968年4月9日にフランスのラ・ロシュフコー（シャラント県）で生まれました。彼女は女子柔道家として、主に52kg級の選手として活躍しました。

レストゥーは、世界レベルで本格的に活躍するようになったのは20代後半と、比較的遅咲きの選手でした。しかし、その才能は開花すると、目覚ましい活躍を見せました。オリンピック、世界選手権と主要な大会で優勝を果たし、世界トップレベルの選手として名を馳せました。

特筆すべきは、1997年に地元パリで開催された世界選手権です。決勝では、ケー・スンヒとの対戦で、残り30秒で逆転勝ちを収め、見事優勝を果たしました。この試合は、NHKで実況されており、実況者が思わず「美人選手ですね」と口にしたことでも知られています。

主な実績として、以下が挙げられます。

1991年 - イギリス国際　3位
1993年 - フランス国際　5位
1993年 - ドイツ国際　優勝
1994年 - ドイツ国際　3位
1994年 - フランス語圏競技大会　3位
1994年 - 世界学生　優勝
1995年 - ポーランド国際　優勝
1995年 - 世界選手権　優勝
1996年 - ドイツ国際　5位
1996年 - ポーランド国際　3位
1996年 - ヨーロッパ選手権　3位
1996年 - アトランタオリンピック　優勝
1996年 - 福岡国際　3位
1997年 - ワールドカップ国別団体戦　2位
1997年 - ヨーロッパ選手権　3位
1997年 - 地中海競技大会　優勝
1997年 - 世界選手権　優勝
1998年 - フランス国際　3位
1998年 - ヨーロッパ選手権　3位
1998年 - ワールドカップ国別団体戦　2位
1999年 - オランダ国際　3位
1999年 - ヨーロッパ選手権　5位
1999年 - 世界選手権　3位
2000年 - ポーランド国際　3位
* 2000年 - オランダ国際　3位

これらの実績から、レストゥーが世界トップレベルの柔道家であったことが分かります。特に、1996年のアトランタオリンピックでの金メダル、1995年と1997年の世界選手権での優勝は、彼女のキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。ヨーロッパ選手権での優勝こそありませんでしたが、常に上位に食い込む実力を持っていました。

マリー＝クレール・レストゥーは、遅咲きながらも世界を舞台に輝かしい実績を残した、フランスを代表する柔道家の一人です。

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