マルカキャンディ

マルカキャンディ：競走馬から繁殖牝馬へ

マルカキャンディ（Maruka Candy）は、1996年5月13日生まれの日本の競走馬、そして繁殖牝馬として名を馳せました。晩成型の競走馬として、幾多のレースを戦い抜き、最終的には重賞競走を制覇するまでに至ります。さらに、引退後は繁殖牝馬として、数々の優秀な競走馬を産み出し、競馬界に多大な貢献を果たしました。

競走馬時代の活躍

1998年12月、阪神競馬場での3歳新馬戦でデビューを飾ると勝利を収めます。しかし、その後はなかなか勝ち上がることができず、500万下条件のレースで苦戦を強いられます。2勝目を挙げるまでには1年以上の歳月を要し、春のクラシック戦線への参戦は叶いませんでした。

1999年には、格上挑戦としてGIIローズステークスに出走しますが、結果は9着と悔しい敗戦。その後も地道に条件戦を戦い続け、2000年5月には900万下条件のレースで3勝目を挙げます。同年7月のマーメイドステークスにも挑戦しますが、6着に終わります。

その後も着実に勝利を重ね、1600万下条件のレースを制覇。34戦目にして、ついにオープン入りを果たします。そして、オープン入り後初戦のポートアイランドステークスでは2着と惜しくも勝利を逃しますが、続く府中牝馬ステークスでは後方から追い込み、ゴール前でティコティコタックを差し切って、念願の重賞初制覇を達成します。

しかし、その後に出走したエリザベス女王杯では9着に終わり、競走馬としてのキャリアに幕を閉じました。

繁殖牝馬としての成功

競走馬を引退したマルカキャンディは、生まれ故郷である社台ファームで繁殖牝馬としての生活を始めます。2008年には、産駒であるライムキャンディが3歳新馬戦を制し、産駒初勝利を挙げます。そして、2013年には5番仔のベルシャザールが武蔵野ステークスを制し、産駒重賞初勝利。さらに、同年のジャパンカップダートでも勝利し、産駒GI初勝利という快挙を達成しました。

マルカキャンディは、競走馬としてだけでなく、繁殖牝馬としても大きな成功を収め、日本の競馬界に貢献しました。

その後の消息

2018年12月30日付で用途変更となり、その後の消息は不明となっています。功労馬繋養展示事業の対象にはなっていないことから、様々な憶測が飛び交っていますが、詳細は明らかになっていません。

マルカキャンディの競走馬時代、そして繁殖牝馬時代における活躍は、競馬ファンにとって忘れられない記憶として残ることでしょう。その後の消息が不明であることは残念ですが、彼女が日本の競馬界に与えた影響は計り知れないものです。

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