マルコ・シウバ

マルコ・アレシャンドレ・サライヴァ・ダ・シウバ

マルコ・アレシャンドレ・サライヴァ・ダ・シウバ（Marco Alexandre Saraiva da Silva、1977年7月12日 - ）は、ポルトガル・リスボン出身の元サッカー選手、サッカー指導者。現フラムFC監督。

経歴

選手

リスボンで生まれ、CFベレネンセスでプロとしてのキャリアをスタート。15年間の選手生活の大半を2部または3部リーグで過ごし、プリメイラ・リーガでの出場はベレネンセスとSCカンポマイオレンセでそれぞれ1試合のみでした。2005年にエストリルへ移籍し、2010-11シーズンまでプレーした後、現役を引退しました。

監督

現役引退後、すぐにエストリルの監督に就任。1年目にセグンダ・リーガで優勝を果たします。2012-13シーズンには、昇格初年度ながらプリメイラ・リーガで5位に入り、UEFAヨーロッパリーグ 2013-14の出場権を獲得しました。さらに、2013-14シーズンにはUEFA ELのプレーオフを突破し、グループステージに進出。リーグ戦ではクラブ史上最高の4位となり、UEFAヨーロッパリーグ 2014-15へのグループステージからの出場権も手にしました。

2014年5月21日、ASモナコに引き抜かれたレオナルド・ジャルディムの後任として、4年契約でスポルティングCPの監督に就任。イスラム・スリマニ、ジョアン・マリオ、田中順也らを指導しました。2014-15シーズンはプリメイラ・リーガで3位となり、タッサ・デ・ポルトガルで優勝。2007-08シーズン以来となるタイトルをもたらしましたが、1シーズン限りで退任しました。

2015年7月8日、ヴィトール・ペレイラの後任として、2年契約でオリンピアコスFCの監督に就任。2015-16シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグ 2015-16のグループリーグでアウェーのアーセナルFC戦に2-3で勝利するサプライズを起こし、ギリシャ・スーパーリーグでも開幕から17連勝という、2000年以降の欧州主要リーグにおける最長記録を樹立。2016年2月28日には、リーグ史上最速で優勝を決めました。シーズン終了後、個人的な理由で退任。

2017年1月5日、マイク・フィーランの後任として、シーズン終了までの契約でハル・シティAFCの監督に就任。当時プレミアリーグ最下位だったチームを率い、主力選手の移籍など逆境の中、勝ち点を積み重ねて残留争いを繰り広げました。最終的に降格は決定しましたが、その手腕は高く評価されました。5月25日、正式に退任。

2017年5月27日、ワトフォードFCの監督に就任。

2018年5月31日、エヴァートンFCの監督に就任。しかし、同じリヴァプールに本拠地を置くリヴァプールFCとの差を縮めることができず、2018-19シーズンは8位に終わりました。翌2019-20シーズンも、アンドレ・ゴメスの負傷やアレックス・イウォビ、モイーズ・キーンら新加入選手の不調が重なり、チームは低迷。2019年12月4日のリヴァプールFCとのマージーサイド・ダービーで2-5と大敗し、翌5日に解任されました。

2021年7月1日、AFCボーンマス監督に就任したスコット・パーカーの後任としてフラムFC監督に就任し、2023-24シーズンまでの3年契約を結びました。

タイトル

エストリル
セグンダ・リーガ：2011-12

スポルティングCP
タッサ・デ・ポルトガル：2014-15

オリンピアコス
* ギリシャ・スーパーリーグ：2015-16

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