『マルコ・ポーロの冒険』は、
1979年に放送されたNHK総合テレビ『
アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』の
主題歌・挿入歌を集めた
アルバムです。
1979年6月1日にキティ
レコードからLP
レコードとして発売され、その後
1994年と
2003年にCDとして再発売されました。
アルバムに収録されている楽曲は、すべてシンガーソングライターの
小椋佳が作詞・作曲・歌を担当しています。オープニングテーマ「いつの日か旅する者よ」をはじめ、「大空から見れば」、「蒼き狼」、「また旅仕度」、「誰でもいいから」、「望郷」、「ひとすくいの水」など、エンディングテーマや挿入歌として使用された曲が多数収録されています。
収録曲は以下の通りです。
1. 大空から見れば(*)
2. 蒼き狼(*)
3. また旅仕度(*)
4. 誰でもいいから(*)
5. 望郷(*)
6. キシェラック ヤイラック
7. マティオ、ニコロ そしてマルコ・ポーロ
8. ひとすくいの水(*)
9. 大地は
10. 黄金のパイザ
11. いつの日か旅する者よ
(*)はエンディングテーマとして使用された曲
特筆すべきは、オープニングテーマである「いつの日か旅する者よ」が、
アルバムの最後に収録されているという構成です。これは、
アルバム全体を通して番組の旅を追体験できるよう意図されたものと考えられます。
アルバム発売に先駆け、
1979年5月1日には
主題歌シングル「いつの日か旅する者よ」が発売されました。また、LP発売後には、エンディングテーマ「それが夢ならば」を追加した
シングル・
レコードも発売されています。
アルバムに収録された楽曲は、その後も様々な形で再収録されています。コンピレーションCD『アニメ
主題歌メモリアル2』には、川津恒一による
カバー版が収録され、『
小椋佳 コンプリート・
シングル・コレクション 1977〜1988』には、
シングル盤の楽曲が収録されています。
『マルコ・ポーロの冒険』は、アニメの美しい映像と
小椋佳の歌声が織りなす、忘れがたい名作として、今も多くの人々に愛され続けています。