マルコ・モッタ

マルコ・モッタ（Marco Motta, 1986年3月14日 - ）は、イタリア・ロンバルディア州メラーテ出身のサッカー選手です。主に右サイドバックをポジションとし、その献身的なプレーと攻撃参加で知られています。現在は、キプロスのオモニア・ニコシアに所属しています。

プロキャリア

モッタは、故郷のロンバルディア州に拠点を置くアタランタBCのユースチームで才能を磨き、トップチームデビューを果たしました。2005年には、アタランタとウディネーゼ・カルチョとの共同保有となり、2007年にウディネーゼへ完全移籍しました。その後、トリノFCやASローマへのレンタル移籍を経て、2009年にはASローマでUEFAチャンピオンズリーグにも出場しました。ローマでは、当初はレギュラーとして活躍しましたが、マルコ・カッセッティの加入により出場機会が減少、ウディネーゼに復帰しました。

2010年には、名門ユヴェントスFCにレンタル移籍。右サイドバックとして22試合に出場し、その実力を発揮しました。しかし、フレデリク・ソーレンセンの台頭により出場機会が減少し、2011年に完全移籍を果たしました。しかし、アントニオ・コンテ監督就任後は、ステファン・リヒトシュタイナーの存在もあり、チームの構想から外れることとなりました。その後、カルチョ・カターニア、ボローニャFC、ジェノアCFCへのレンタル移籍を経験し、多くのクラブでプレーしました。

2015年には、ユヴェントスとの契約を解除し、ワトフォードFCに加入。その後、チャールトン・アスレティックFCと契約し、イングランドでのプレーを続けました。その後、スペインのUDアルメリアを経て、2018年からはキプロスのオモニア・ニコシアに移籍し、現在に至ります。

代表キャリア

モッタは、イタリアU-21代表としても活躍し、30試合以上に出場、キャプテンも務めました。2008年の北京オリンピックにも出場し、グループリーグの韓国戦では1試合出場、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では先発出場を果たしました。2009年にはフル代表に初招集され、2010年8月10日のコートジボワール戦で代表デビューを飾りました。

エピソード

モッタは、ウディネーゼ加入後、ACミランのスカウトを務めるチェーザレ・マルディーニから「パオロ・マルディーニの系譜を継ぐ者」と高く評価され、尊敬するパオロ・マルディーニに例えられたことを喜んだと語っています。また、2009-10シーズンのカターニア戦では、激しいプレーが原因で相手選手との間で乱闘寸前になるなど、激しい闘志を見せる一面もありました。

タイトル

クラブ

ユヴェントス
スーペルコッパ・イタリアーナ : 2013

代表

イタリア U-21
トゥーロン国際大会 : 2008

個人

UEFA U-21欧州選手権ベストイレブン : 2009

外部リンク

Marco Motta - player profile Transfermarkt

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