マルサンアイ

マルサンアイ株式会社

会社概要

マルサンアイ株式会社は、主に味噌と豆乳を製造・販売する食品メーカーで、愛知県岡崎市仁木町に本社を構えています。1952年に岡崎醸造株式会社として設立され、その後の数十年で名称を変更しながら成長を遂げてきました。1980年代には豆乳飲料を商品化し、特に落語家・桂文珍を起用したCMで広く知られるようになりました。このCMのキャッチフレーズ「お豆のお乳からだにえ〜よ〜」は多くの人々の記憶に残る名言となっています。現在、同ブランドは名古屋証券取引所に上場しており、豆乳飲料市場では確固たる地位を築いています。

沿革

マルサンアイの歴史は1952年にさかのぼり、愛知県岡崎市で岡崎醸造株式会社が設立されました。1961年にマルサン商事株式会社が設立され、1964年には商号を岡崎マルサン株式会社に変更。その後1972年には本社工場を移転し、1974年には健康食品関連の会社にも手を広げました。1980年には豆乳飲料の製造を開始し、1983年にマルサンアイ株式会社へと改名されました。

1990年代には海外展開も始まり、アメリカに合弁会社を設立し、続いて1995年にはマルサンアイとマルサン食品が合併。この時期にもISO認証の取得を進め、品質管理の向上に取り組みました。2000年代には新工場の設立や子会社の設立が進み、業務をグローバルに拡大しました。

2013年にはアーモンド飲料の製造と販売ライセンス契約を締結し、新たな市場への進出を果たしましたが、2018年にはその販売を他社に移管しました。2023年には本社味噌工場を2025年に閉鎖予定であることを発表し、事業の再編が進められています。

社名の由来

社名は、創業時の岡崎醸造株式会社からの伝統を踏襲し、商品ブランド「マルサン」を反映した形で名づけられました。「アイ」という言葉には「愛知県の愛」、「顧客と商品の愛」、「国際性」を込めています。これにより、地元岡崎に根ざしつつも、国内外での事業拡大に対する期待が感じられます。

事業内容

マルサンアイの主な事業は、味噌や豆乳の製造・販売です。味噌に関しては、2025年までに一部を除き終売する予定であり、今後の事業戦略が注目されています。豆乳製品は、無調整豆乳、調製豆乳、さらには豆乳飲料など、多岐に渡ります。また、豆乳を使用した商品群「ひとつ上の豆乳シリーズ」や、豆乳を基にした新たな飲料商品の開発にも力が入れられています。

地域活動と展開

マルサンアイ株式会社は、愛知県岡崎市を本拠地としているだけでなく、他の地域にも拠点を持っています。関東工場や様々な営業所を全国に展開し、広範な流通網を有しており、地域貢献にも努めています。結果として、マルサンアイは全国的にも評価される企業となっています。

今後の展望

マルサンアイ株式会社は、変化する市場や消費者のニーズに応じた製品開発を進めることで、持続可能な成長を目指しています。新たな製品の投入や、海外市場へのさらなる進出が期待されており、今後の展開にも注目が集まります。

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